06県アマ 男12~14歳相模原

開催日: 2006/4/3 (月)

大会名: 神奈川アマ

部門名: ジュニアの部

会 場: 相模原G.C.

Topics

宇佐美、斉藤に栄冠ジュニアの部男女15~17歳

2006/4/3 (月)

県内のアマチュアゴルファーがしのぎを削る「神奈川アマ2006」が4月3日、開幕した。
ジュニア男女の部が相模原市の相模原ゴルフクラブ西コース(男子=6778yd、パー72、女子=5940yd、パー72)で、ミッドシニア男子(65歳以上)の部が藤沢市の芙蓉カントリー倶楽部(6047yd、パー70)で、ともに18ホールストロークプレーで行われた。
ジュニアの部には82人が参加。高校男子(15~17歳)の部ではナショナルチームメンバーの宇佐美祐樹(藤沢)が実力通りの力を発揮し、2オーバーの74ストロークで優勝。同女子(同)の部では斉藤愛璃(厚木北高)が7オーバーの79ストロークで2年ぶりの栄冠に輝いた。中学男子(12~14歳)の部では岩間竜一郎(横浜)が76ストロークで初優勝、同女子(同)の部74ストロークで佐藤千紘(横浜)が2連覇を達成した。
148人が競ったミッドシニア男子の部では、藤田年男(藤沢)がイーブンパーの70ストロークにまとめる安定したプレーで初の栄冠を手にした。
ミッドシニア男子の上位6人と、高校男子・宇佐美は6月は、13日の男子決勝(相模原GC)への、高校女子・斉藤は6月12日の決勝(同)への出場権をそれぞれ獲得した。           (佐藤 将人、松島 佳子)


余裕のプレーで優勝
次に狙うは日本一

この年代では国内トップ3に入る逸材からすれば、勝って当然の大会だった。「まあ、何とか勝てました」。ジュニア男子・15-17歳の部を制した宇佐美。言葉とは裏腹に、口ぶりからは余裕が感じられた。
スタートの1番。4㍍のバーディーパットを沈め、好調を確信した。「風が強い。我慢していけば大丈夫。周りが崩れてくる」。13番でグリーンの傾斜に芋こずりトリプルボギーをたたいたが、前半の貯金が効き、2オーバーで逃げ切った。
ナショナルチームに名を連ねるれ3月の合宿の選考会では、大学生や社会人を抑えて12人中2位に入った。好調を維持すれば国際大会へも道が開ける。13日からはプロの大会にも参加。当然のように最高峰の舞台を見据えている。「きょうのようなレベルでは(プロで)通用しないでしょうが」
まだやり残していることがある。高校最後の年を迎え、日本一のタイトルルを狙う。「何としても取りたい。その後の自信が違ってくると思う」。高校選手権、日本ジュニア選手権はともに8月。「いいスタートが切れたと思う」。悪条件下、自分との戦いに勝った我慢のゴルフが生きる時がきっとくる。
(佐藤 将人)

champ

びっくりの好成績

○…ジュニア中学女子の部の佐藤は、ベストスコアを3打も上回る好成績での2連覇に「本当にビックリ」と興奮を隠せない様子だった。
躍進のポイントはパット。「今日のために、いろいろなコースで練習してきたのが生かせた」。強風でほかの選手が軒並みスコアを崩す中、グリーンでの安定感で前後半ともに37ストロークにまとめた。
昨年は16オーバーで、「優勝したけどとんでもないスコア」と満足いかなかっただけに、「今年の方が全然うれしい」とはしゃいでいた。

最終ホールで逆転

○…ジュニア中学男子は、岩間が最終ホールで逆転し初優勝を遂げた。 競っていたのは伊沢利光プロのおいで、昨年の覇者・伊沢秀憲。2打差をつけられていたが、岩間がパーにまとめたのに対し、伊沢は痛恨のトリプルボギー。岩間は「伊沢に勝ったのは自信になる」と声を弾ませた。
同高校女子を制した斉藤はアプローチがさえた。「スコアはそんなに良くないけど、練習していたアプローチの成果が出てよかった。最近は調子が悪かったから、ホッとした」と笑顔だった。

打ち切って初優勝fujita

ピン奥2㍍からのパットはカップに向かって真っすぐ伸びていった。ミッドシニア男子の初優勝を確かなものとした、この日三つ目のバーディー。勝負の分かれ目となった17番を、藤田年男(67)は「全部バーディーを狙っていたが、ここで入ったのは大きかった」と笑顔を見せた。
前半は2アンダー。だが、後半は「優勝したいという気持ちが出て、プレッシャーになってしまった」と11、12番でボギーを連発した。悪い流れを引きずり迎えた17番のバーディーパット。上位6人に入れば6月の男子決勝ラウンドの出場資格を得る。重圧のかかるパットも、スコアを縮める「最後のチャンス」(藤田)と、きっちり打ち切った。
プレー歴は45年目。いまも週2回練習場に足を運び500球を打ち込む。決勝ラウンドに向け、「優勝したことでさらに意欲がわいてきた。距離では若い人に負けても(スコアで)勝てるゴルフをしたい」。新チャンピオンはどこまでも意気軒高だ。                      (松島 佳子)

【ミッドシニアの部】 芙蓉C.C.

ミッドシニアの成績はこちら(PDF)

 

【ジュニアの部】 相模原G.C.西

ジュニアの部男子15歳~17歳(PDF)
ジュニアの部男子12歳~14歳(PDF)

ジュニアの部女子15歳~17歳(PDF)
ジュニアの部女子12歳~14歳(PDF)