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杉本(女子)高田(男子)が栄冠
2006/5/8 (月)
県内のアマチュアゴルファーが競う「県アマゴルフ2006」は5月8日、横浜市磯子区の磯子カンツリークラブ（6200yd、パー72）でシニア男子の部（70歳以上）とシニア女子の部（50歳以上）を行った。男子の部には64選手、女子の部には107選手が参加し、18ホールストロークプレーで競い合った。
ホームコースで“連覇”
男子は高田健治（鎌倉）が前半を2バーディー、ノーボギーで回り、トータル2オーバーの74ストロークで優勝。女子は四つのバーディーを奪った杉本千恵子（平塚）が9オーバーの81ストロークで初の栄冠を手にした。
また男子の新田俊光（相模原）が13番（145yd、パー3）でホールインワンを達成した。
シニア女子の部の上位3人は6月12日、相模原ゴルフクラブ西コースで開催される女子の部決勝大会への出場権を獲得した。
男子シニアの部は、昨年ミッドシニアの部（65歳以上）を制した高田（71）が“連覇”を果たした。
4番ショートホール（177yd、パー3）。ティーショットをピンそば2㍍半につける。パットをねじ込みこの日最初のバーディーを奪った。「あのパットが入ったのが大きかった」。これで勢いづくと前半は2バーディー、ノーボギー。後半は1バーディー5ボギーとスコアを崩したが「前半の貯金で逃げ切れました」。
この磯子カンツリークラブは、高田が32年前から会員として利用するホームコース。ミッドシニアでの2度を含め、3度の優勝はいずれもこのコースで飾っている。
「このクラブはメンバーを家族のように大事にしてくれる。しかも優勝もできて本当にありがたい。これからも競技に挑戦していきたい」。御年71歳、笑顔の好々爺には、祝福する関係者が絶えなかった。
（佐藤 将人）
初の快挙に興奮
○…男子シニアの部で新田（70）が今大会を通じて3人目となるホールインワンを達成した。
145ydの13番で8番アイアンをフルスイング。すると、グリーン近くで騒ぎだす他の組が目に入った。「そんなことはあり得ないと思ったけど、入っていた」。公式戦では自身初の快挙に声を弾ませた。
最終順位でも3位に入り「やっぱりあれが効いたよ。だって『1打』だもの」と興奮気味だった。
好調維持し初優勝
○…女子シニアの部は杉本（56）が県アマ出場15年目にして初の優勝カップを手にした。 インスタートの18番。残り160ydの2打目を9番ウッドでピン横3㍍に寄せ、この日最初のバーディーを奪う。いい流れで後半に臨むと「人生で初めて」という、ハーフで三つのバーディーをマーク。「ドライバーは飛んでいたし、パットもよかった」と自身の好調を驚きながら振り返った。
ゴルフを本格的に始めたのは30歳を過ぎてから。県アマでは4位が最高だった。「続けていればこういうこともあるんだな、と思いました。今日はおいしいものでも食べようかな」と人生初のビッグタイトルにはしゃいでいた。