06県アマ 男55歳以上清川

開催日: 2006/5/26 (金)

大会名: 神奈川アマ

部門名: シニア55歳以上の部

会 場: 清川C.C.

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山本が4度目の栄冠

2006/5/26 (金)

yamamotoアマゴルフの「神奈川アマ2006」は5月26日、清川カントリークラブ (6611yd、パー72)でシニア男子55歳以上の部を行い、参加182選手が18ホールストロークプレーで熱戦を繰り広げた。
 2アンダー70ストローク(アウト34、イン36)で回った山本秋夫(横浜)選手が、2位の中島廣行(川崎)選手に1打差をつけ、同部門4度目の頂点に輝いた。
 前半2アンダーの山本は後半の出だしで二つのボギーを出したが、2バーディーで盛り返しトップの座を守った。
 今大会の上位10人は6月12、13日に相模原ゴルフクラブ東コースで行われる男子の部決勝に出場する。

勝利への強い執念

2002年の県アマに加え、シニアでも3度の優勝を誇る山本秋夫(57)が「復活」の優勝を飾った。ことし2月に心臓を手術したばかりだが、勝利への執念で頂点に返り咲いた。   
集中力は途切れなかった。2アンダーで迎えた最終18番(パー5)。2打目をバンカーに打ち込んだ。ここで通算1アンダーでホールアウトした選手がいることを知った。「負けてられない。ここはパーでいかないと」。難局を1打で脱出し、パーパットもねじ込んだ。
 心臓の手術後は1カ月間プレーができなかった。医師に止められても「どうしてもゴルフがやりたくて」。退院直後からハーフを回るなどしてきた。本来の調子はなかなか戻らなかったが、「自分のリズムをつかもうと、ゆっくり振れるよう心掛けた」とベテランらしく本番で微調整してみせた。
 他の選手から祝福の言葉が絶え間なく贈られた。「(シニアを3度優勝して)また出場するのは、こうやって応援してもらえるから。応えられてうれしいし、楽しかった」。充実感いっぱいの表情で、勝利の味をかみしめていた。       
(浅川 将道)

「池ポチャ」響き2位

 ○…9番(パー5)で勝負に出た中島だったが、まさかの「池ポチャ」が響き、2位に終わった。
 トップの山本と2アンダーで並んで迎えた9番だった。残り200ydの2打目。スプーンでスライスをかけ、2オンを狙った。だが、ボールは曲がりすぎてグリーン手前の池へ。このボギーが響き、山本に1打届かなかった。中島は「素直に刻んでおけばよかったかな」と苦笑い。
 普段は競技委員として大会を支えているが、この日は選手として参戦。県アマ初タイトルは逃したが、「アンダーパーで回れたのは大きい。決勝をいい調子で迎えられる」と手応えを口にした。

男子シニアの部 清川C.C.(PDF)