県アマ11 ミッドの部 女子

開催日: 2011/10/31 (月)

大会名: 神奈川アマ

部門名: ミッドの部

会 場: 相模原G.C.

Topics

永井と落合が頂点

2011/10/31 (月)

「神奈川アマ2011」ミッド(30歳以上)男女の部の決勝が31日、相模原ゴルフクラブで行われた。東コース(7112ヤード、パー72)の男子は、永井英輔(横浜)と遠山武志(横浜)が73で並び、マッチングスコアの結果、永井が初優勝した。西コース(5988ヤード、パー72)の女子は落合麻紀(厚木)が76で、初代女王に輝いた。

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男子は77ストロークまでの上位6選手が、女子は落合1人が、「神奈川アマ2012」一般男女の部の決勝出場権を獲得した。
ミッド男女の部は、ジュニア選手が各大会を席巻する中、中核世代が競い合う場を設けようと今年初めて開催された。

永井: 流れ呼んだアイアン

いきなり1、3番でボギーをたたいた永井だったが、だんだんといい予感が込み上げてきた。ショートホールの5番は3Iでナイスオン。6番では、バンカーからの2打目を7Iでピンそばへ。続く7番でも7Iでの2打目がピタリと決まり、初めてバーディーを奪った。
「これはいけるかもしれない」。絶好調のアイアンにつられるように「グリーンに感覚が合い、パットがボコボコ入った」。一気に波に乗った。
8月に新調したアイアンの感覚が合わず、絶不調が続いていたという。2週間前に1度、2日前にもクラブを微調整したばかり。大会の目標を問われ「アイアンの調整」と真顔で答えたほどだった。
表彰式では「本当は81が私の実力。ラッキーで優勝できました」と照れ笑い。大学のサークルでゴルフを始め、約10年のブランクを挟みながらコツコツ積み重ねてきた。いま52歳。初代ミッド王者に輝いた永井は「もう一度日本アマにでたいね」と、10年以上遠ざかっている大舞台を見据えた。(川平 真幸)

落合: 開き直りプレー安定

出だしの5ホールを終えて4オーバー。アプローチとパターが不調でいきなりつまずいたが、ここで開き直ったのがよかった。
「このままでは恥ずかしい。気合を入れ、気持ちを引き締めた」と落合。セカンドショットがさえ渡り、確実にグリーンを捉えた。バーディーパットは外しても、慌てずリカバリーしてパーを連取。結局、残り13ホール連続でパーを奪い、一つもスコアを落とさなかった。
「いつもは最後の3ホールで集中力が切れるが、今日は最初に打っちゃったから最後まで持ったのかも」。約2週間前の大会で腰を痛め「優勝なんて頭の片隅にもなかった」という落合。ミッドの初代女王の座に就くと「びっくり。実感が沸かない」と盛んに照れた。
大学卒業後はエアロビクスのインストラクターを務め、20代後半で競技ゴルフを始めた。以来約20年、家事の合間を縫って鍛錬に励んできた。
「一般の大会はジュニアが多く、飛ばす子だと50ヤードは置いていかれる。ミッド向けの大会を設けてくれてうれしい」。久しぶりの晴れ舞台で感謝の言葉を繰り返した。

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