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男子第5準決勝 荒井が首位通過女子準決勝 高校1年の大又制す
2011/5/24 (火)
「神奈川アマ2011」は5月24日、男子の第5準決勝と女子準決勝を、それぞれ18ホールストロークプレーで行い、いずれも決勝進出者が出そろった。男子第5準決勝は横浜カントリークラブ・西コース(6745yd、パー72)で行われ、128人が出場。1バーディー、4ボギーのトータル75の荒井健人(横浜)が首位で通過した。84ストロークまでの上位20人が、6月13、14日に平塚富士見カントリークラブ・大磯コースで行われる決勝へ出場する。
厚木国際カントリー倶楽部・西コース(6170yd、パー72)で行われた女子準決勝は154人が参加。高校1年の大又瞳(茅ヶ崎)が2バーディー、8ボギーのトータル78でトップ通過した。
96ストロークまでの上位75人は6月6日、レイクウッドゴルフクラブ・西コースで行われる決勝へ進出する。また、荒井と大又は来年の男女各決勝出場権も獲得した。
(神奈川新聞・鈴木秀隆、川村真幸)
持ち味の正確さ発揮
○…男子の第5準決勝は、中大ゴルフ部で腕を磨く荒井がトップ通過した。降りしきる雨にペースを乱す選手が続出したが、「自分は正確性が取りえ。どんな環境でも崩れない」と荒井。持ち味通りのショットを重ね、コースの特徴である小さなグリーンにピタリと乗せ続けた。一方でパットは苦しみ「後半だけで七つバーディーパットを外した」と苦笑い。それでも3パットは前半の2ホールにとどめ、75でまとめた。
過去20位台が最高成績の決勝では、上位2人に与えられる男子ツアーのキヤノンオープンの出場権獲得を目指す。「友達がキャディーをしたがっているし、親孝行にもなるから」。プロと真剣勝負の夢舞台に思いをはせていた。
「リベンジしたい」
〇…女子の部準決勝を制したのは15歳の大又。アプローチとパターが良くなかった」と浮かない顔だったがトップ通過を知ると一転、笑顔が広がった。4オーバーで迎えた前半の9番(344yd、パー4)。約13㍍のロングパットを決めてバーディー。39で折り返し、後半の「我慢のゴルフ」.につながる。
中学3年生だった昨年4月の女子予選で初出場ながらメダリストを獲得した経験がある。だが、修学旅行の日程と重なり、決勝大会は出場断念。今年4月の女子の部予選も1打差の2位と、悔しい思いが胸に残る。
初の決勝は、不振だったジュニアの部と同じ会場。「リベンジしたい」と力強く宣言した。
小5の山口が決勝へ
○…女子の部準決勝で小学5年の山口すず夏(相模原)が最年少で決勝進出を決めた。トータル87の15位タイで「アプローチとパターが良かった」。142㌢の身長ながらドライバー平均飛距離は約200yd。予選も6位タイの77で通過している。父親と8歳離れた兄がラウンドする様子を見て3年前の春に始め、当時高校球児だった兄をしのぐ勢いで上達した。
「決勝コースは長いけど、最後まで諦めないで頑張りたい」と話していた。
横浜CC 成績
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