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15歳伊藤が首位
2011/6/13 (月)
「神奈川アマ2011」男子の部決勝は13日、中井町の平塚富士見カントリークラブ・大磯コース(6678ヤード、パー70)で開催された。
166人が参加し、初日は15歳の伊藤誠道(藤沢)が8バーディー、2ボギーの6アンダー、64ストロークで首位に立った。3打差の2位には青木龍一(横浜)、4打差の3位には荒井健人(横浜)がつけた。
84ストロークまでの上位122人が14日の最終日に進んだ。
優勝者と準優勝者は、ツアー競技の「キャノンオープン」(10月6日~9日、戸塚カントリー倶楽部・西コース)の出場権を獲得する。
(鈴木秀隆)
納得のスコアに「上出来」
パターがさえた伊藤誠道(15)が、初日の首位に立った。6アンダーという好スコアにも、本人は「パターが入っただけ。ラッキーなところもあった」と控えめで、浮ついたところは見せない。ボギースタートとなった前半、すぐに2番(147ヤード、パー3)、3番(398ヤード、パー4)で連続バーディー。「きょうはいけるかな」と気持ちが入り、そこからドライバーで積極的に攻めた。
一方、練習ラウンドでの分析も怠らなかった。手前が低く奥が高い傾斜のあるグリーンが多いことから、「(グリーンに)乗らなくても、手前、手前で」と強く意識。手前からの上りのパターを次々とねじ込み、前半だけで6バーディーを奪い、驚きの30で折り返した。目標のノーボギーにこそ届かなかったものの、「(前半の)5アンダーはいいんじゃないですかね。上出来です」と本人も納得のスコアだった。
プロゴルファーの石川遼も在籍した杉並学院高1年。将来はプロとして世界の舞台を目指すが、出場3度目の今大会は「県民として一つは取っておきたいタイトル」と地元意識も強い。
加えてキヤノンオープンの出場権も懸かり、「気合い入りますよね」と最終日を見据えた。
青木2位に手ごたえ
首位と3打差のトータル67で2位につけた青木(23)は「5アンダーを狙っていたが、上出来のスコア」と手ごたえを口にした。前半、2番(147ヤード、パー3)から1ホールおきに3バーディーを奪った。3パットはなく、前後半ともアンダーパーと安定。トップは十分、射程に入っている。
決勝進出は10度近くを数える神奈川アマで、これまでの成績は2位が最高。「最終日もバーディーチャンスはたくさんあるはず。まだ3打差なので、バチバチの戦いの中で追い掛けたい」と意気込んだ。
「望みつながった」
4バーディー、2ボギーの68でホールアウトした荒井(20)が3位につけた。中大ゴルフ部に所属する荒井は「トラブルもなく、スムーズに終えた」おとホッとした様子。だが、優勝者と準優勝者に与えられるキヤノンオープンへの出場権にならぬ意欲を見せ、「望みがつながった」とも話した。決勝進出は5度目。その経験から最終日のコース設定はさらに厳しくなることを予想し、「もう1回、ゼロから始めるつもりで臨みたい」と気を引き締めていた。
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