県アマ17 女子の部 決勝最終日 レイクウッド・東

開催日: 2017/6/27 (火)

大会名: 神奈川アマ

部門名: 女子の部

会 場: レイクウッドG.C.

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県アマ17 女子の部 決勝最終日 レイクウッド・東

成績

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原田葵 独走初V

2017/6/27 (火)


県アマチュアゴルフ選手権2017の女子の部決勝最終日は27日、レイクウッドゴルフクラブ・東コース(6317ヤード、パー72)で135選手が参加して行われ、初日首位の原田葵(藤沢)が8バーディー、2ボギーの66をマーク。通算10アンダーの134で初優勝を飾った。
 4位で出た鶴岡果恋(横浜)は69と巻き返して2位、8位スタートの高橋しずく(座間)は3位に入った。初日2位の笠井紗夏(大和)は78と崩れ8位に終わった。優勝した原田葵は10月に行われる愛媛国体の県代表選手に推薦される。
 


「びっくり」自己ベスト

 2日間で10アンダー、最終日は自己ベストとなる6アンダーの66。驚異的なスコアで初優勝を飾った日本ウェルネス高の原田葵がホールアウトすると、ギャラリーの拍手に包まれた。「正直びっくり。神様が見てくれていたのかな」
 2位と2打差でスタートしたこの日も、勢いは止まらなかった。1番(353ヤード、パー4)でティーショットを林に入れたものの、2打目でピンまで15メートルに寄せた。得意のパターでバーディーを決め、その後もグリーン上での強さを発揮。「どこからでもパターを狙えるね」。同じ組のライバルたちもたたえるほどだった。
 安定感を生んだのはパターの強化と、毎日1~2時間励んだ鵠沼海岸での走り込みだ。「練習量は誰にも負けない」という自信が背中を押し、強い足腰からぶれのないスイングと正確なパットが生まれた。
 「(予選落ちした)日本アマでの悔しさは挽回できたかな」と納得しつつ、「ここで満足してはいけない。プロになって世界で活躍したい。だから結果を残さなきゃ」。心は早くも10月の愛媛国体に向いている。
 自らに厳しい17歳は「今日の優勝はこれまでお世話になった方への恩返し。これからは自分との戦い」。さらなる高みへと、歩き始める。
(神奈川新聞社・矢部 真太)
 

2位鶴岡 ライバル活躍に刺激

 15~17歳の部を制し、優勝候補に目された湘南学院高3年の鶴岡は一歩及ばなかった。この日は初日首位の原田葵と4打差でのスタート。「優勝は難しい」と判断し、堅実なゴルフで2位に入った。
 165センチの長身から繰り出す切れのあるショットで飛距離を稼いだが、パットが決まらず苦戦を強いられた。それでも13番で順位を落としながら、終盤の17番(360ヤード)で8メートルのバーディーパットを沈めて2位に浮上した。
 原田葵とは同学年で、「一緒に食事をするなど、中学時代から一番仲がいい友人」(鶴岡)という。独走での優勝に「波に乗っていた」と脱帽しつつ、一緒に国体へ行けたらうれしい」と祝福した。
 ライバルの活躍に刺激を受け、「パターを安定させ、ボギーを出さないゴルフをしないと上は目指せない」と思いを新たにする。念願のプロ選手に向け、ゴルフ漬けの日々が続く。
(神奈川新聞社・佐藤 浩幸)
 

終盤に崩れ、悔しい

 3位・高橋しずく(厚木北高2年) 去年(4位)より順位は上げたが、2日続けて終盤に崩れてしまい、悔しい。7月の関東ジュニアは3日間ともアンダーで回るのが目標。もっと飛距離を伸ばし、アプローチ、パターの技術も向上させたい。

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原田葵首位スタート

2017/6/26 (月)


県アマチュアゴルフ選手権2017、女子の部決勝は26日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・東コース(6317ヤード、パー72)で開幕し、139選手が18ホールストロークプレーで競った。日本ウェルネス高3年の原田葵(藤沢)が4アンダーの68の首位で好発進した。
 2位には2打差の70で回った専修大1年の笠井紗夏(大和)がつけた。最終日は27日、出場全選手で争う。
 

「勝って恩返しを」

 最終ホールを終え、68と記された自分のスコアカードに驚いた。「パープレーを目指していたので、4アンダーも取れて不思議」。初日を1位で通過した高校3年の原田葵は、ほほ笑んだ。
 すでにトップに立っていた終盤の17番(パー4、360ヤード)。追い掛けてくる同世代のライバルたちがこぞってバーディーを狙う中で、この日一番の強さを発揮した。ティーショットで250ヤードを飛ばし、セカンドでカップまで2メートルに寄せた。「ここは絶対に外さない」。落ち着いてバーディーパットを決め、「よしっ」と声を漏らした。
 20、21日に初出場した日本アマでは予選落ち。「毎日、悔しさでいっぱいだった。次の試合に向けてどうすればいいだろう」と、今大会前には不安もあった。
 「最後はパターが決める」。自信を取り戻せたのは、練習会で知り合い、何度もアドバイスを受けた憧れの藤田寛之プロの言葉を思い出したからだった。この1年、試合の1時間前に必ずパターを練習するルーティンは欠かさなかった。この日も、グリーン上で持ち味を発揮した。来年にはプロテストを控え、「神奈川アマは今年が最後の出場。勝ってお世話になった方々に恩返ししたい」と思いを込める。最終日に向け「自分の感覚を信じ、冷静に挑んで、優勝したい」と決意した。
(神奈川新聞社・矢部 真太)

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