県アマ07 女子の部 決勝 相模原・西

開催日: 2007/6/11 (月)

大会名: 神奈川アマ

部門名: 女子の部

会 場: 相模原G.C.

Topics

女子の部 木戸2連覇

2007/6/11 (月)

kido

  「神奈川アマ2007」は6月11日、相模原市の相模原ゴルフクラブ西コース(6118yd、パー72)で女子決勝を、同東コース(7259yd、パー72)で男子決勝初日をそれぞれ行った。女子は116人、男子は173人が熱戦を展開した。  女子の部は前半(アウト)を35で回った木戸愛(横須賀)が1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの74で、昨年に続く2連覇を飾った。2打差の2位には高橋香雅美(松田)と斉藤愛璃(厚木北)が入った。上位20位までの選手は来年の決勝大会シード権を獲得した。

男子の部は唯一のアンダーパーで終えた角田浩導(横浜)が70でトップに立った。111位タイまでの上位125人が12日の最終日に進出した。

17歳「大きな自信に」

 最終18番、1㍍あまりのウイニングパットを丁寧に流し込んだ。連覇を達成した木戸は「この一年、耐えるゴルフができるようになった」と成長を実戦で示し、ようやく相好を崩した。

 唯一のアンダーパーで回った前半から一転、苦手な11番をボギー、14番はダブルボギーとし、一時は2位と1打差まで詰め寄られた。だが、16番(パー4)で耐えるゴルフの真骨頂を見せる。

 2打目をフェアウエー右側の木の前につけた。しかし、「これで木にぶつけるようでは優勝できない」。スタンスを開き、6Iをかぶせた低い弾道が木の左側を抜き2オンに成功。「きょう一番の、イメージ通りのショット」で流れを取り戻し、パーセーブを続けた。

 昨年は最終18番のイーグルで逆転した「うれしい優勝」。ことしは「連覇を意識しながら大差をつけて優勝したかった。それができなくて悔しい」ともこぼす。5月の関東女子選手権では7位タイに入り、19日からの日本女子アマに出場。実績を重ね、自らへの注文も厳しくなる。

 「これからにつながる、大きな自信になった」。将来はプロを目指す17歳。地元から大きく羽ばたいた。                (神奈川新聞・浅川 将道)

混戦抜け出し2位

 ○…女子の部は、高橋(松田)と斉藤(厚木北)が終盤に追い上げ、2位に食い込んだ。

 前半を終えて2位タイに8人の混戦模様だった。動きがあったのは、後半15番(ミドル)。斉藤が第2打でピン手前4㍍につけると、それを冷静に沈めバーディー。「難しいスライスラインを決められた」と胸を張った。

 高橋も負けていない。それまで「速いグリーンを警戒し過ぎて」ショットの思い切りが悪かったが、最終ホール(パー5)の残り120ydに迫った第3打で、ピン横15㌢にピタリ。最後の最後でこの日初のバーディーを奪った。

 斉藤は「ショットの調子は悪かったけれど、最後までよく持ちこたえられた」と笑顔

を浮かべ、高橋も「目標だったベスト3に入れてよかった」と振り返っていた。

斎藤14番でエース

 ○…斎藤孝子(厚木)がゴルフ歴9年目にして初となるホールインワンを14番(151yd)で達成した。

 5番アイアンを振り抜くと、ボールはピン手前に落ち、吸い込まれるようにカップインした。斎藤は「目が悪いのでよく見えなかったが『カラン』といい音が響きました」 前半(アウト)を49と苦戦し、後半は開き直ろうと思っていた中での快打。「あの一

打のおかげで、準決勝シードが取れたのもうれしい」とほおを緩ませた。

角田が首位  男子の部第1日

ぶっちぎりV狙う


kakuta ○…男子の決勝初日は、昨年4位の角田(横浜)が首位に立った。

 「アンダーを狙った後半が良かった」と角田。圧巻は後半の13番(ミドル)だ。ティーショットで残り約140ydにつけると、続く第2打は「オーバーにならないように」とあえてフルショットを封印。8番アイアンで軽く打った当たりが、ピンへ転がり込んだ。

 本人も驚くイーグルだったが「あれで波に乗った」。16番でもバーディーを奪い、2位と2打差の通算70でまとめた。角田は「毎年優勝候補に挙げられながらトップに立てずにいる。明日(12日)はもっとアンダーを奪って、ぶっちぎりの優勝を飾る」と意気込んでいた。

男子の部 決勝第1日
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