籠手田初のメダリスト

　「神奈川アマ2007」男子第4予選は４月10日、横浜市保土ヶ谷区の横浜カントリークラブ・東コース（6346yd、パー71）に167選手が参加し、18ホールストロークプレーで行われた。
　前夜の雨の影響で水を含んだコースに時折、強風が舞う難しいコンディションのなか、3オーバーの74で回った籠手田安朗（横浜）が初のメダリストに輝いた。
　86までの上位59選手（メダリストを除く）が、5月15日に同クラブ・西コースで行われる準決勝に進出する。
（神奈川新聞・塩野　圭太）

ハンディ乗り越え

　○…生まれつき両耳が不自由な籠手田が、6度目の挑戦で初のメダリストに。29歳は「（決勝会場となる）名門の相模原ゴルフクラブでプレーするのが夢だった」と興奮気味に話した。
　アウトスタートの前半は3オーバーと出遅れたが、インに入ってパットが復調。最終18番（パー4）でこの日二つ目のバーディーを奪うなど、上がり4ホールを1パットずつで締めた。
　20歳で初めてクラブを握って以来、自宅近くの練習場でほぼ2時間の練習を欠かさない努力家だ。籠手田は「耳が聞こえなくても、一緒にラウンドすることで心の交流はできる。だからゴルフは楽しい」と目を輝かせていた。

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