ダウンロード
県アマ19 男子55歳以上決勝(振替)
Topics
務台 初の栄冠
2020/1/23 (木)
シニア男子決勝
昨年10月の台風19号の影響で延期となった県アマ2019シニア男子(55歳以上)の部決勝は23日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・西コース(6655ヤード、パー72)で行われ、111選手が18ホールストロークプレーで競った。
雨や霧の悪天候の中、2バーディー、6ボギー、1ダブルボギーのトータル78で回った務台英雄(横浜)がマッチングスコアカード方式で1位となり、初の栄冠を手にした。上位10選手が6月9日から相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる男子の部決勝の出場権を獲得した。
写真(左/ミッドシニア優勝遊佐選手、右/シニア優勝 務台選手)
妻と寄り添い切磋琢磨
「ここでのパターには自信があった。今日のパターは100点」。要所でパットを決め、初優勝をたぐり寄せた務台は満面の笑みを浮かべた。
「前半は心が折れてしまった。今日はきつかった」。4番(167ヤード、パー3)のダブルボギーから始まり、6~8番ではアプローチに苦戦したり、悪天候の寒さから思うようなショットが打てなかったりして集中力が途切れた。前半は5オーバーと崩れたが、得意のパターで持ち直した。
後半の11~13番で着実にパーを重ねると、14番(532ヤード、パー5)では約6メートル手前からのバーディーパットを沈め、勝利をつかんだ。「ここ一番でこらえることができた」。何度も大会に参加してきた、このコースとの相性の良さも生きた。
中学3年からゴルフを始めて40年余り。2019年は仕事やプライベートでもコースに出る機会が多く、週2回の練習が成果としても表れた。
妻・友子さんも県アマ女子の部に出場して二人三脚で切磋琢磨したことも力になった。務台は「今日は妻に『さっさと帰らず、表彰式まで残ってほしい』と送り出されたので、恥ずかしくないゴルフができたかなと思う。喜んでくれるかな」と少しだけ照れていた。
これからも大好きなゴルフを通し、寄り添ってきた妻との絆も深めていく。
(神奈川新聞社・泉 光太郎)
瀬戸、無念の2位
〇…前々回6位、前回13位の実力者の瀬戸はマッチングスコアカード方式で無念の2位に終わった。好奇心旺盛な59歳は約2カ月前からメンタルトレーニングを始め、この日は「雨で体が冷えても動じなかった」と大きく崩れそうになりながらも一踏ん張りできた。
約7年前に病死した父・稔一さんはかつてアマチュアの大会で優勝した実績を持つ。瀬戸は「2位だが、父には良い報告ができそう。少しでも近づきたい」と意気込んだ。
成績はこちら
記事ページへ