県アマ シニア男子清川C.C

開催日: 2004/5/28 (金)

大会名: 神奈川アマ

部門名: シニア55歳以上

会 場: 清川C.C.

Topics

光った確かな技術

2004/5/28 (金)

「神奈川アマ2004」は5月28日、清川村の清川カントリークラブ(6616yd、パー72)でシニア男子55歳以上の部を行い、182選手が18ホールストロークプレーで競った。
参加選手が風読みに苦戦する中、昨年覇者の山本秋夫選手(横浜)が、2年連続の栄冠に輝いた。山本選手は、アウトを2アンダーで折り返すと、インは1オーバーにまとめ、トータル5バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの71ストローク。2位には、前々回覇者の高槻天歩選手(藤沢)が72ストロークで入った。
(木村 敦彦)

体調不良にも負けず

2年連続の王座に輝いた山本秋夫選手(56)は、「100点満点のゴルフが出来ました」と会心の笑みを見せた。
試合前々日の26日に過労で倒れ、病院に担ぎ込まれたという。しかし「負けず嫌い」と自分を評するチャンピオンは「やっぱりゴルフがすきだから」と、この日もクラブを握った。
そんな状況でも、2001年に50歳代の部を制し、02年には一般男子の部の王座にも輝いた実力は揺るがなかった。
「ティーショットで、吐き気が止まらなかった」という9番(パー5)で、2打目を残り20ydにつけると、3打目をピン横2㍍に寄せてバーディー。17番(パー4)でも、得意のドライバーで280ydのティーショットを放ってバーディー。体調不良にも負けない、確かな技術が光った。
25歳でゴルフをはじめ、40歳から競技ゴルフをスタートしたベテランは「いつも支えてくれる会社の同僚と妻のおかげ」と謙虚にコメント。
「どんな状況でも、それに対応していくのが、ゴルフのだいご味。死ぬまでゴルフを続けたい」と話していた。
                           (木村 敦彦)

悔しい連続準優勝

〇…一昨年覇者の高槻天歩選手(59)は、昨年に続き2年連続の2位。「距離感がうまくつかめなかった」それでも40年以上のキャリアをもつベテランは、終始落ち着いてプレー。5番(パー4)では、残り約140ydからの2打目をピン横3㍍につけ、バーディー。強風の中でのラウンドにもペースを崩さなかった。
「出張の日以外は、ほとんど毎日クラブを握る」と話す高槻。「もうチャンピオンは無理かな」と話しながらも、「一生懸命練習して、また来年もここで戦いたい」と笑った。

5月28日 シニア男子の部 清川C.C.(PDF)