県アマ18 決勝 最終日 相模原・東

開催日: 2018/5/29 (火)

大会名: 神奈川アマ

部門名: 男子の部

会 場: 相模原G.C.

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県アマ18 決勝 最終日 相模原・東

成績

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平本世中 独走 初の栄冠

2018/5/29 (火)


県アマ男子決勝
神奈川県内アマチュアゴルファーの頂点を決める県アマチュアゴルフ選手権2018(県ゴルフ協会主催、神奈川新聞社など共催)の男子の部決勝最終日は29日、相模原市南区の相模原ゴルフクラブ・東コースで行われ、厚木北高出身で専大1年の平本世中(愛川)が2日間トータルで4アンダーの140で初の頂点に輝いた。
平本は初日に1アンダーの71でトップに立ち、最終日に3アンダーの69で締めて首位を守り切った。
8位タイでスタートした進藤巧(横浜)は通算1オーバーで巻き返して2位、初日2位タイだった大澤優(茅ケ崎)は同スコアで並んだがマッチングスコアカード方式で3位に入った。連覇を狙った鶴田貴也(横浜)は通算3オーバーで4位に終わった。
優勝した平本は10月に行われる福井国体の県代表選手に推薦される。

堅実プレー 無欲の勝利


初日の勢いそのままに、2位に5打差の通算4アンダーと独走した厚木北高出身で専大1年の平本。「優勝は素直にうれしい。勝ちたいという欲を捨てて平常心を保てたことが勝因」と白い歯を見せた。

安定したプレーで昨年覇者の鶴田や同じ専大1年の大澤ら同組のライバルたちを振り切った。



この日は1アンダーの首位で発進したが「バーディーを狙うと気負いして余計に駄目になる」と堅実に攻めた。2日目まで首位にいながら、最終日に失速して優勝を逃した昨夏の日本ジュニア選手権に学んだからだ。

試合前にはパターの練習に取り組み「確実にパーパットを取れるように緊張感を持つことを意識した」。初日に緊張のため腕がガチガチになり、ピン手前10センチでボールを止めてしまった課題も修正。最初のバーディーを奪った4番でピン左8メートルのラインを丁寧に決めて勢いに乗った。

神奈川の頂に立って満足顔の18歳が次に見据えるのは、過去2年続けて出場した日本アマチュア選手権だ。「大学卒業時にはプロになりたい。今年は日本アマで20位以内に入りたい」。将来を見据えながら一歩ずつ歩んでいく。

進藤猛追 自己最高2位


初日8位タイと出遅れた進藤が71の1アンダーで追い上げて2位。日大2年時の3位を上回る自己最高成績に「目標の一つが実行できた。とても満足している」と爽やかな笑みが広がった。

光ったのは後半16番。ティーショットをバンカーに打ち込んだが、直前の15番で奪ったバーディーを無駄にはしない。3打目の5メートルのパーパットをきっちり沈め「ショットが不調だった中で、アプローチで耐え抜くことができた」と充実感をにじませた。

実家の葬祭業の手伝いで多忙を極めて満足に練習できず、1位通過した準決勝や関東倶楽部対抗など数度の実戦のみで挑んだ大会だった。持病の腰痛にも耐えながら、27歳は「周りは学生ばかり。若い人には負けていられない」と奮起した。

ワンツーフィニッシュを狙った専大1年生コンビの間に割って入り、実力者の貫禄を見せつけた。日大高入学時からクラブを握るゴルファーはいまだ進化をやめない。「来年はさらに上の順位を目指したい」と進藤。まだ見ぬ初制覇を高らかに宣言した。

大澤 冷静さ欠き悪循環


「優勝して推薦される福井国体に出たかったのに…」と3位だった専大1年の大澤は悔しがった。

得意のショットが乱れると冷静さを欠いて幾度もパーパットを取りこぼし、5ボギーと苦しんだ。大澤は「勝負どころで気持ち負けしないようになりたい」と課題を見つめ、6月の関東アマチュア選手権での飛躍を誓っていた。


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速報

2018/5/28 (月)


県アマ男子決勝第1日
県アマチュア選手権2018は28日、相模原ゴルフクラブ・東コース(7245ヤード、パー72)で男子の部決勝第1日が行われ、142選手が18ホールストロークプレーで競った。厚木北高出身で専大1年の平本世中(愛川)が4バーディー、3ボギーの71ストロークで回り、首位に立った。
1打差の2位タイに樋口匠(横浜)と大澤優(茅ケ崎)がつけた。連覇を狙う鶴田貴也(横浜)は2打差の4位タイ。88ストロークまでの上位126選手が29日の最終日に進んだ。

手堅いプレーで2位


2位タイにつけた日体大2年の樋口はアイアンがさえた。出だしの1番(パー4)でバンカーからの2打目をピン右奥3メートルにつけるナイスリカバリー。その後も、「難しく打とうとせず、広いスペースを狙おうと意識した」と手堅いプレーに徹した。

「パープレーで行こうと丁寧に回った」という目標通りのイーブンパーで初日のラウンドを終え、首位とは1打差。逆転での初優勝へ「明日(29日)も楽に戦って優勝争いする」と平常心で挑むつもりだ。

得意のアイアン発揮


厚木北高出身の平本が初日を1アンダーで切り抜けて堂々の首位。「得意のアイアンが切れていたのでイメージ通りに攻められた」。前日まで2日間、関東大学春季Bブロック対抗戦を戦い、専大の優勝に貢献した勢いを持続させた。
1オーバーで迎えた8番(180ヤード、パー3)。「ショットには自信があった」と3番アイアンをチョイスし、ピン手前50センチに寄せる見事なショットで前半をイーブンパーにまとめた。
11、16番のショートホールも1打目をきっちりグリーンに乗せてバーディーを奪った。「まさかここまで安定して打てるとは思わなかった」と自らも驚く好調ぶりだ。
男子の部決勝は初出場だが、実績は積み重ねてきた。昨年8月の日本ジュニア選手権で2日目まで首位に立ったが最終日に失速し26位。悔しさをバネに同10月から週3日でジムへ通い、全身を鍛えることで力強くぶれないショットを手に入れた。

「優勝したいという欲を捨てて挑戦者の気持ちで思い切って戦いたい」と平本。連戦の疲れを感じさせない18歳が、自然体で初のビッグタイトル獲得を狙う。

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