松田 逃げ切りV2



2013/9/18 (水)

神奈川アマチュアゴルフ選手権2013のミッド男子(30歳以上)の部決勝最終日h18日、横浜市旭区の戸塚カントリー倶楽部・西コース(7066ヤード、パー72)で行われ、通算146ストロークで回った松田永基(海老名)が2連覇を達成した。
17日から2日間の日程で、初日83ストロークまでの60人が参加。2位に1打差の首位でスタートした松田はアプローチがさえて74でまとめ、小原淳(横浜)の猛追を1打差でかわした。


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的確な判断 進化実感


百戦錬磨の松田が珍しく緊張を隠せなかった。2位に2打差をつけて迎えた最終ホール。2オンしながら3パットの末に沈め、1打差で優勝を決めると「ほっとした。1回連覇をしたかった」と表情を緩めた。
イーブンで回った初日に続き、前後半ともに1バーディー2ボギーと安定感が際立った。だが、無難なプレーの連続ではなく「ピンに向かっていった」と話す。
13番(540ヤード、パー5)ではライバルが右に左に打ち込む中、フォローの風に乗せ、林越えのティーショットに成功。続く14番(180ヤード、パー3)では風向きを一転して「アゲンスト」と読み、本来の6番ではなく、5番アイアンを選んでピン横1メートルにピタリ。的確な状況判断を積み重ね、2日間を通じて、ぶれの少ないプレーを貫いた。
解体業を営み、休日は2人の息子が所属する野球クラブ「座間シニア」の手伝いに忙しい。練習はままならないが「経験で、判断力で、駆け引きで向かっていく」。2006年、08年に県アマを制したが「がむしゃらに飛ばしていただけ。今は狙いを定め、球筋をイメージしてうてるようになった」と進化を実感している。
宿題のV2を成し遂げ「次は3連覇。そしていつか、日本ミッドアマの頂点に」。40歳は夢を追い続ける。
(神奈川新聞・川村真幸)

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小原猛追2位に満足
初日5オーバーの小原が最終日を2アンダーでトータル3オーバーと猛追し、2位に食い込んだ。優勝した松田には1打及ばなかったが「(首位と)5打差はなかなか追いつけない。よかったんじゃないですか」と満足そうに語った。
前半8,9番に連続バーディーを奪って1アンダーで折り返し、後半は17番までパープレーを継続。18番をバーディーで締めくくり、「初日はショットが悪いのに無理をして攻めた。落ち着いて手堅くプレーしたのが良かった」と振り返った。
6月に出場資格を得られる30歳になったばかり。小原は「年上の方に囲まれてプレーするのは新鮮で楽しかった」と話していた。