塘田がメダリスト
シニア男子は日比野





2013/4/2 (火)

神奈川県アマチュアゴルフ選手権大会2013は、男子の部第1予選とシニア男子(55歳以上)の第1予選を、それぞれ厚木市の厚木国際カントリー倶楽部・西コース(6801ヤード、パー72)と清川村の清川カントリークラブ(6556ヤード、パー72)で行った。男子の部には103人、シニアの部には136人が参加。18ホールストロークプレーで競った。
男子の部は76で回った塘田捷人(横浜)がメダリストに輝き、6月3日に相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる決勝の出場権を獲得した。
93ストロークまでの上位48位までの47人(メダリストを除く)が5月13日に戸塚カントリー倶楽部・西コースで行われる準決勝に出場する。
シニアの部は、トータル80で3人、井上 清次選手(相模原)、小林 源一選手(川 崎)、日比野光男選手(綾 瀬)が並んだが、マッチングスコアカード方式で日比野光男(綾瀬)が初のメダリスト。萩原則之(横浜)が16番でホールインワンを決めた。91ストロークまでの上位47人が、5月24日にレイクウッドゴルフクラブ・西コースで行われる決勝の出場権を獲得した。(神奈川新聞・川村真幸、田辺里奈)


控えめに喜ぶ18歳

男子の部第1予選でメダリストに輝いた18歳の塘田は「納得のゴルフではなかったが、天候が悪い中でまとめることができたのは自信になる」と控えめに喜んだ。
前半は2バーディー、1トリプルボギー。雨が強くなった後半はダブルボギー、ボギーで滑り出したが、その後の7ホールをパープレー(1バーディー、、1ボギー)で回り、頂点に立った。
杉並学院中を1年で中退し「語学を身に付け、ゴルフも勉強もしっかりやりたい」とオーストラリアへ留学。5年間過ごし、昨年11月に帰国した。準決勝進出した小学6年生以来の県アマで決勝切符を手に入れ「昔の知り合いとまた同じ舞台に立てる」と再開を楽しみにしていた。

初の経験に頬を緩める

シニア男子(55歳以上)の部第1予選で初のメダリストの日比野は「初めての経験でいまだに信じられない」と頬を緩めた。「最高に良かった」と振り返るのがパー5の最終9番。3打目でピンそばにつけ、難なくバーディーを奪って3人が並ぶ接戦を制した。
還暦から参加している同大会。しかし昨年2月末にアキレス腱を傷め、本番10日前に出場を断念していた。
2年ぶりのチャレンジとなる今大会は「試合という場に戻ってこられた幸せ」をかみしめて回った。決勝に向けては「胸を借りるつもりで頑張りたい」と意気込んでいた。

「ラッキーだった」

シニア男子(55歳以上)の部の萩原が人生初のホールインワンを決めた。「まさか、という気持ち。狙って撃つものじゃないよね。ラッキーだった」と喜んだ。
パー3の16番。3月に買い換えたばかりという6番アイアンで放ったボールは、ピン手前1メートルから転がりながら沈んだ。2日前にぎっくり腰になり、コルセットと痛み止めで乗り切ったという58歳。快挙とは裏腹にベストスコアの69からほど遠い89で終わっただけに「(決勝では)いい成績にしたい、それだけ」と話した。



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男子の部第1予選厚木国際

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男子55歳以上の部 清川