高井(南足柄)初の頂点
強風の中、安定感発揮



2009/5/29 (金)

 ゴルフの「神奈川アマ2009」シニア男子55歳以上の部決勝は5月29日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ(6533yd、パー72)に158選手が参加、18ホールストロークプレーで争い、高井正行(南足柄)が1オーバーの73で初優勝を果たした。
強風と重いグリーンに参加選手が苦しむ中、高井はドライバー、アプローチともに安定。4バーディー、5ボギーにまとめた。
 上位3選手は6月8日から相模原ゴルフクラブ東コースで行われる決勝への出場権を獲得した。
   (神奈川新聞・木村 敦彦)

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好敵手との対戦楽しみ

早朝までの雨。木立を大きく揺らす強風。しかし高井正行(55)のドライバーショットは、難しいコンディションを感じさせなかった。
 インスタートの12番(536yd、パー5)。得意のティーショットで残り240ydに運び、2打目でフェアウエーをキープして3打目はピン手前1㍍にピタリ。バーディーを引き寄せた。14番(502yd、パー5)でも持ち球の「フックボール」(高井)をうまく風に乗せて距離を稼いでバーディーを奪った。
 バーディーを奪った4ホールすべてがロング。「楽しんで自分のゴルフができた。今季一番の出来」と笑顔を見せる。
 ことし55歳を迎えた。“シニアルーキー”。ゴルフを始めたきっかけは26歳で結婚したとき、記念に友人とクラブを贈り合ったことから。その仲間の一人、近山亨(南足柄)はシード選手として男子決勝大会に出場する。高井もこの優勝で決勝大会進出を決め「30年来のいいライバルと一緒にラウンドできるようになってうれしい」。
昨年の決勝大会は、初日の最終ホールで10打をたたき取返した。「気負うと得意のドライバーも曲がるし、パターも入らない。ことしは楽しんで回りたい」。節目の年にさらなる飛躍を誓った。
                              (神奈川新聞・木村 敦彦)

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