田谷初の頂点



2009/5/7 (木)

ゴルフの「神奈川アマ2009」シニア女子(50歳以上)の部は5月7日、横浜市磯子区の磯子カンツリークラブ(6000yd、パー72)に90選手が参加して18ストロークプレーで熱戦を展開し、田谷千秋(横浜)が通算8オーバーの80で2位に4打差をつけて初の頂点に立った。
 朝からの風雨に、多くの選手が苦戦する中、田谷は3バーディー、7ボギー、2ダブルボギーにまとめた。2位にはミッドシニアを制した寺本優子(鎌倉)が入った。
 上位3人は6月8日に相模原ゴルフクラブ・西コースで行われる女子の部決勝大会に進出する。
                              (神奈川新聞・鈴木 秀隆)


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雨ニモ重圧ニモ負ケズ

「1等賞取るって、仲間に宣言してきたんです」。雨にも負けずタイトルを手にした田谷千秋は、ホッとした様子で喜びを表現した。
 2月に50歳の誕生日を迎えたばかり、4月の日本女子シニア予選でメダリストに輝いたプレッシャーも追い打ちをかけた。「ルーキーだし、(メダリストが)負けるわけにはいかない」
丁寧さが裏目に出た前半は、2バーディーを奪ったものの、3ボギー、2ダブルボギーで41。バーディーがくる一方、6、7、9番で3パットが続いて苦戦した。後半はアプローチでパターに替えてサンドウエッジを多用した結果、安定感が出て1バーディー、4ボギーの39に収めた。
 17番(494yd、パー5)では、残り150ydの3打目をグリーン右に外し、残り10ydをサンドウエッジで直接カップインさせるパーもあった。「ダブルボギーは避けたかった。ここは我慢しました」と振り返る。
 身体能力の高さは約20年続けたエアロビクスの指導者として折り紙付き。だが日本アマ出場を目指し、2005年からゴルフに専念。ベテラン、ジュニア選手問わず幅広く刺激を受け、意欲的に技術を高めてきた。
 一緒に回って、良い勉強になりましたと言われるゴルフをしたい」。日本シニア決勝も視野に、“ルーキーイヤー″の飛躍を期す。
(神奈川新聞・鈴木 秀隆)


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