第8予選は北原
 第9予選は日覚がメダリスト





2009/4/21 (火)

ゴルフの「神奈川アマ2009」男子の部は4月21日、第8、第9予選がともに18ホールストロークプレーで行われた。
 第8予選は相模原市の長竹カントリークラブ(6541yd、パー72)に167人が参加。ベテランの北原弘(海老名)が2バーディー4ボギーで2位に2打差の74でメダリストに輝いた。
 5月25日の準決勝(本厚木カンツリークラブ)には、メダリストを除く85までの上位67人が出場権を獲得した。
一方、第9予選は秦野市の大秦野カントリークラブ(6240yd、パー70)に112人が出場。前半のインを2バーディーの33で折り返した高校3年生の日覚暁紀(横浜)が、後半も3バーディーを奪い、5アンダーの65でラウンド。2位に5打差をつけて初のメダリストとなった。
 5月12日の横浜カントリークラブ・西コースで行われる準決勝には48位までの47人(メダリストを除く)が進出した。
 メダリストはともに6月8日から相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる決勝に出場する。 (神奈川新聞・武藤龍大、鈴木秀隆)

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北原選手

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日覚選手

ベテラン貫禄プレー

 ○…ゴルフ歴33年の経験豊富な北原弘(63)=会社員=が貫禄(かんろく)を見せ、男子の部では初のメダリストに輝いた。
 後半の11番までで4オーバー。小雨の中で苦戦を強いられた。辛抱のゴルフが花開いたのは次の12番(パー3)。6Iでピン左奥的3㍍につけ、難なくバーディー。14番(パー4)でも約10㍍のロングパットを沈めバーディーを奪った。
 長竹では初のラウンド。照れ隠しか「キャディーさんの言う通りにしたら(パットが)入った。助かったよ」と謙虚に振る舞うが、アドバイス通りにできる確かな腕が光った。
 10年前から出場し、2年前にシニアの部でメダリストとなった実績がある。「決勝はレベルが違う人がいるから」と優勝は意識していない。来年のシード権を獲得できる20位以内をひそかに狙う。     (長竹)

「思い通りできた」

 ○…第9予選を制した日覚暁紀(17)は日大高ゴルフ部に所属する3年生。5バーディー、ノーボギーのほぽ完ぺきなラウンドに「パターの調子が良くショットも練習通りにできた」と笑顔を見せた。
 インスタートの12番(176yd、パー3)、7Iでピン奥8㍍につけて最初のバーディー。後半の8番(パー4)では、ティーショットを左に引っ掛けたものの、溝に救われOBを免れた。ピンが見えない斜面の下から、残り130ydを9Iで1㍍にピタリ。五つ目のバーディーにして「運も味方してくれた。距離感がつかめ、思い通りに届いた」と満足そう。
 ドライバー平均260yd。パワー不足を補うべく、アプローチなど小技を磨く。初の決勝にも「自分のゴルフができればいい」と控えめに抱負を語った。              (大秦野)

長竹成績

大秦野成績