シニア女王に本田選手
ミッドシニアは高田選手が接戦制す

2003/5/6 (火)

 6日、横浜市の磯子カンツリークラブ(男子6339yd、パー72、女子6182yd、パー73)でミッドシニア男子65歳以上の部と、シニア女子50歳以上の部を行った。男子は90選手、女子は89選手が参加し、18ホールストロークプレーで熱戦を展開。男女とも年齢を感じさせない激しい王座争いを繰り広げる中、女子は本田芙佐子選手(藤沢)が、男子は高田健治選手(鎌倉)がそれぞれ初優勝を飾った。
 本田選手は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの79ストロークでラウンドし、同スコアだった寺本優子選手(鎌倉)にマッチングスコアカード方式で競り勝った。高田選手は3バーディー、2ボギーの1アンダー、71ストロークで接戦を制した。

〝地の利〟生かし栄冠  高田選手

 〇…高田健治選手(68)がホームコースという〝地の利〟を生かし、1アンダーの71ストロークというハイスコアで初の栄冠を手にした。「パートナーに恵まれて楽しくラウンドできたことが結果につながった」と上機嫌だった。
 唯一、ピンチだったのは15番(ロング)。セカンドショットがガードバンカーに。ライも悪かったがここを何とかパーにまとめ、続く16番(ショート)でのバーディーにつなげた。
 来年からはグランドシニアでの出場となる高田凝手。最後のミドルシニアでの優勝に「出来過ぎです。体が動く限りゴルフを続けたい」と意欲を見せていた。

技術でパワーを補う
笑顔広がる本田選手

 シニア女王となったのは本田芙佐子選手(57)。「こういう大きな大会での優勝は初めて。うれしいです」と笑顔が広がった。
 高校生の時、父に連れられて練習場に行ったのがゴルフとの出会い。しかし以後は「たまにコースに出る程度」(本田)で趣味として楽しんでいた。本格的に始めたのは20年前。子供も手がかからなくなり、次第に練習量が増えていった。「人との戦いではなく、コースに対して自分が挑んで少しでもスコアを良くしたい」というゴルフの魅力にはまり、今は週1回のペースでラウンドしている。
 体力的な衰えをカバーするため筋力トレーニングも欠かさないが、力を入れているのはグリーン周りの寄せとパット。「これがうまくできればスコアをまとめられますから」と、技術で力をカバーできる生涯スポーツを極める姿勢だ。
 左ひざ半月板に故障を抱え、この日もサポーターとテーピングで固めてのラウンドだった本田選手は「プレーヘのこだわりがある限り、競技への参加を続はたい」。今回の栄冠が大きな自信になった様子だった。 (西山 佳宏)

男子ミッドシニアの部 磯子カンツリークラブ
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女子シニアの部 磯子カンツリークラブ
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