末選手がメダリスト

2003/4/25 (金)

 25日、葉山町の葉山国際カンツリー倶楽部ダイヤモンドコース(6589yd、パー72)で男子第10予選を行い、参加168選手が18ホールストロークプレーで競った。 
雨、午後からは霧が出るコンディションの中、安定したゴルフでメダリストに輝いたのは末純一郎選手(横浜)、2バーディー、3ボギーの1オーバー73ストロークで初の栄冠を手にした。 
メダリストを除く85ストロークまでの上位59選手が、5月20日に戸塚カントリー倶楽部西コースで行われる準決勝に出場する権利を得た。
 この日で男子予選会は全日程を終了。決勝大会(6月16日・相模原ゴルフクラブ)への出場樺を懸けた準決勝は5月20日からスタートする。 (西山 佳宏)

“代役”一転主役に  末選手

○…末純一郎選手(49)が最終予選会のメダリストの座に輝いた。キャンセル待ちで試合前日に出場が決まり、滑り込みでのトップ通過だった。
 「先を見ず、1打を大切に」(末選手)という平常のプレーが勝因だった。スタートの1番(ミドル)では1打目が右へ行き、木の下をくぐらせてのショットでグリーンヘ。4㍍のパットを決めてバーディーを奪い波に乗った。 
末選手は「練習でのミスを2度と繰り返さない、失敗から学ぶゴルフができるようになった」と精神的な成長を強調。悪天候にも「雨を楽しめばいい。一つの経験にもなる」と、常に前向きな気持ちで栄冠につなげた。「このコースは不思議と相性がいいんですよ」と笑顔を見せた末選手は「昨年の決勝では緊張で体がついていかなかったので、ことしは平常心を失わないようにしたい」と意欲を見せていた。

男子の部第10予選会 葉山国際C.C.
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