メダリストに木部選手

2003/4/24 (木)

50選手が準決勝進出

24日、箱根町の小田原湯本カントリークラブ(6516yd、パー71)で男子第9予選を行い、参加139選手が18ホールストロークプレーで競った。 
強風で各選手がスコアメークに苦しむ中、メダリストに輝いたのは木部正己選手(横浜)。1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75ストロークで初の栄冠を手にした。 
メダリストを除く85ストロークまでの上位50選手が4会場で行われる準決勝のいずれかに出場する権利を得た。 (西山 佳宏)

強風ものとせず
“シード選手”の貫禄示す  木部選手

 〇…メダリストに輝いたのは、昨年の決勝20位で、本来は決勝シード権を持つ木部正己選手(30)。「一つでも多くの実戦経験を積みたくて」と予選から出場したが、アゲンストでは歩くのも困難なほどの強風をものともせず“シード選手”の貫録を見せた。 
風の強さに合わせた的確なクラブ選択が勝因だった。 「打ち方が変わらないように」 (木部)と、2番手、場所によっては3番手上のクラブを使いラウンド。パットがいまひとつで、7、8番では残り約40センチを外すなど苦しんだが、前半は3オーバー、後半は1オーバーと無難にまとめた。 
「臨機応変にいったのがよかった」と笑顔を見せたが、決勝に向けては「課題のパターに注意して上位を狙いたい」と気合を入れていた。

男子の部第9予選会 小田原湯本カントリークラブ
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