2人がメダリスト

2003/4/23 (水)

田川選手と長井選手

23日、箱根町の大箱根カントリークラブ(69687yd、パー73)で男子第8予選を行い、参加158選手が18ホールストロークプレーで競った。
雨と強風で各選手がスコアメークに大苦戦する中、82ストロークで回った田川美道選手(横浜)と長井隆道選手(川崎)がメダリストに輝いた。田川選手は2バーディー、7ボギー、2ダブルボギー、長井選手は1バーディー、8ボギー、1ダブルポギーでともに初の栄冠を手にした。
5月27日に箱根カントリー倶楽部で行われる準決勝への出場権は、メダリストを除く93ストロークまでの上位56選手が獲得した。(西山 佳宏)

悪化する天候を克服   田川、長井選手

○…次第に悪化する天候の中でメダリストに輝いたのは、アウトの7組目でスタートした田川美道選手(43)と同8組目の長井隆道選手(53)。強風を意識し、随所でパンチショットを有効に使い、低い弾道で攻めたことが栄冠につながった。
 ともに2度目の参加で、昨年は準決勝で敗退したところまで共通する2人。「ことしこそは」と雪辱を誓って臨み、見事トップ通過を果たした。 
田川選手は動きやすいよう「レインウェアは上着だけにして、ハーフですべて着替えて」(田川)ラウンド。その慎重さが実り、「無理せず乗せることだけ考え打ったのが勝因」と笑みが広がった。 
長井選手はゴルフ歴30年のベテラン。パットを苦手にしていたが、2カ月前、「大きくフォローをとる」イメージで開眼。「際どい距離も決められた」と好調なパットでスコアをまとめた。「決勝はみんなうまいので、周りを気にせず自分のプレーを心掛けたい」と静かに闘志を燃やしていた。

男子の部第8予選会 大箱根カントリークラブ

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