
2021/4/27 (火)
男子70歳以上の部
県アマチュアゴルフ選手権2021(県ゴルフ協会主催、神奈川新聞社など共催)のグランドシニア男子(70歳以上)の部が27日、芙蓉カントリー倶楽部(5937ヤード、パー70)で行われた。
91選手が18ホールストロークプレーで争い、トータル72ストロークで回った赤羽昇(座間)が初の栄冠をつかんだ。
同時開催されたアンダーハンディキャップ競技は、落合義徳(厚木)がネット68・4で頂点に立った。
強風も熟練の技光る
時折強風が舞うコンディションの中、赤羽が2オーバーにスコアをまとめ、グランドシニア男子を制した。「取れると思っていなかったが、ここで何度も回ってきた経験が生きたかな」と白い歯をのぞかせた。
舞台は市町村対抗などでプレーを重ね、酸いも甘いも知る芙蓉カントリー倶楽部。速いグリーンの特徴は頭に入っていたという。
8番でフックラインを正確なタッチで沈めてバーディーを奪うと、後半13番は15メートルのロングパットを見事に決めて再びバーディー。「アドバイスをくれたキャディーさんのおかげ」と謙遜するが熟練の技が光った。
ゴルフ歴は50年余り。男子メジャー、マスターズ・トーナメントを制した先日の松山英樹の快挙には涙を流して喜んだという。「僕らのような世代にとっては本当にすごいこと。でも、自分の優勝の方がやっぱりうれしいね」。プレーと同じく舌も滑らかだった。
(神奈川新聞・下屋鋪 聡)

左/赤羽選手 右/落合選手
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