
2017/5/12 (金)
県アマチュアゴルフ選手権2017は12日、シニア男子(55歳以上)の部決勝が大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・西コース(6655ヤード、パー72)で行われ、147選手が18ホールストロークプレーで競った。
6バーディー、4ボギーのトータル70で回った光山富夫(横浜)がマッチングスコアカード方式で1位となり、初出場初優勝を果たした。上位3選手が5月29日から相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる男子の部決勝の出場権を得た。
我慢を重ね 終盤に猛追
「優勝は気持ち良いね」。シニア初出場で頂点に立った光山は昨年8月、出場資格が得られる55歳になったばかり。上がり3ホール連続でバーディーを奪う圧巻のラウンドに、「今日は自分との戦いに打ち勝った」と喜びをかみしめた。
前半こそ2バーディー、3ボギーと出入りの激しいゴルフ。だが、「いつか必ず流れが来る」と我慢を重ね、同伴の畠山の好打にも刺激を受けて立て直した。
16番のバーディーでスコアをイーブンに戻すと、続く17番は下り4メートルのラインを読んだ。力みのなくなった最終18番(381ヤード、パー4)は、残り135ヤードからピン1メートル弱につける会心のセカンドショットも披露した。
6バーディー、4ボギーのトータル70。同スコアで2人が並んだが、終盤の猛追をマッチングスコアカード方式の優勝に実らせた。表彰式では周囲の選手から「神ってる」と称賛の声も漏れた。
9月に兵庫・廣野ゴルフ倶楽部で行われる日本マスターズに、神奈川代表として初出場することも決定。「歴史ある廣野で戦えるのは光栄。見たことのない景色を味わいたい」。55歳の“ルーキー”は新たな一歩を踏み出した。
(神奈川新聞社・矢部 真太)

※上位3名は5月29日、相模原ゴルフクラブ・東コースにて行われる男子の部決勝出場権が与えられる。
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