2016/3/7 (月)
県アマチュアゴルフ選手権2016は7日、初開催となる、2人一組のチームで争うダブルスの部決勝が大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・西コース(男子6697ヤード、女子5749ヤード、パー72)で行われた。57チームが18ホール・フォアボール(ベストボール)ストロークプレーで競い、2アンダーの70で回った嶌田真一・嶌田香雅美(ともに松田)組が初代王者に輝いた。
嶌田真一・香雅美組、山下博由・栗原英樹(ともに大和)組の上位2組と、女子ペア最上位の窪田和子・落合麻紀(ともに厚木)組の6選手が5月30日から2日間、6月29日から2日間、それぞれ開催される男子の部、女子の部決勝への出場権を獲得。また、3~6位までの4組8選手は同準決勝への出場権を獲得した。
優勝した嶌田ペア
女子ペア1位の窪田和子(中)、落合麻紀(左)、と小原理事長
支え合い光る夫婦の絆
ホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボールでは、互いのサポートが欠かせない。初開催のダブルスの部で栄冠を勝ち取ったのは雨が降る悪天候でも崩れず、夫婦で支え合った嶌田真一・香雅美組だった。決め手はパー4の最終18番だった。真一は2打目をピンそば2メートルにつけると、先にパーで終えていた香雅美から「入れるしかない」との言葉が飛んだ。これに応え、バーディーパットをきっちりと決めた。
「ジャストタッチが夫の癖。少し強めに打たせるためあえてプレッシャーをかけた」と香雅美。そばで長くプレーを見てきた妻だからできたアシストだった。
真一は「夫婦2人だったからこその優勝。1人だったら心が折れていたかも」と感謝。香雅美も「夫婦だから言いたいことも遠慮なく言えたし、自分が駄目だったホールは夫が結果を出してくれた。2人じゃなきゃ勝ち取れなかった」とパートナーをたたえた。
今回の勝利でそれぞれ男女の部の決勝への切符も獲得。真一は「個人戦だが、お互い支え合っていい成績を残したい」と決勝でも二人三脚の奮闘を誓った。
(神奈川新聞社 倉住 亮多)
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