2011/6/1 (水)
県内のアマチュアゴルファーの頂点を決める「神奈川アマ2011」の男子の部決勝が13、14日に平壌富士見カントリークラブ・大磯コース(6,678yd、パー70)で、女子の部決勝は6月6日にレイクウッドゴルフクラブ・西コース(6,358yd、パー72)で行われる。
男子の部は5会場で行われた準決勝の通過者と、シード選手ら174人が参加。
初日120位タイまでの選手が、翌日の最終ラウンドに進む。
女子の部は、予選・準決勝を勝ち抜いた選手ら124人が参加し、18ホールストロークプレーで女王の座を争う。決勝を前に注目選手を紹介する。
(神奈川新聞・鈴木秀隆)
男 子
藤田の転向で混戦模様
高1伊藤らジュニアも勢い
2年連続で大会を制した藤田大がプロを目指して今大会に出場しないため、男子は混戦模様となりそうだ。
過去の優勝者や上位入賞者が熱い戦いを繰り広げる。
2006、08年を制した松田永基(海老名)はパワー抜群のショットが健在。
00年優勝の金子光規(横浜)、昨年2位で05年に優勝経験がある義澤秀雄(相模原)、研修競技会で好成績を残している風間智行(横浜)が並ぶ。
これらのベテラン勢に対し、若手で小技が光る青木龍一(横浜)は昨年の神奈川アマ決勝で3位の実力。同年の関東アマでも2位を誇る。
さらにショットの精度が高く、コンスタントに成績を残している小原淳(横浜)が控える。
ジュニア勢も負けられない。プロの石川遼を輩出した杉並学院高1年の伊藤誠道(藤沢)、日大1年の堀川未来夢(海老名)、日体大2年の伊澤秀憲(鎌倉)はいずれも全国区のシード選手。
特に15歳の伊藤は豊富な練習量で培ったショット、パットの完成度は高い。プロとの試合も重ねており、レベルの高さは折り紙付き。
昨年の神奈川アマ決勝4位の掘川も順調を仕上がりのようだ。
女子
石川がV候補筆頭
ジュニアや若手の争いか
女子は昨年以上にジュニアや若手の有力選手が多数参加し、目が離せない展開となりそうだ。その中でもドライバー、アプローチ、パターとも無難にこなすオールラウンドプレーヤーの石川陽子(横浜)は優勝候補の1人。18歳ながら5月17日の関東女子アマ選手権で見事優勝を果たしたばかりで勢いがある。
同選手権で3位に入った厚木北高3年の西山美希(小田原)の活躍も光っている。
一昨年の女子の部を最年少で制覇し、昨年のジュニア(14~17歳女子)も初優勝した日大高2年の川岸史果(横浜)の攻撃的なゴルフは健在だ。
また日大高では川岸と同級生の市川里菜(横浜)、1年先輩の木戸侑来(横須賀)は、いずれも日本女子アマ選手権出場資格を獲得しており、これからが勝負。
ベテラン勢に目を移すと、昨年の女子決勝で初優勝した田谷千秋(横浜)、同2位の有田和美(茅ヶ崎)らが上位をうかがう。
会場のレイクウッドはフェアウエーの広い丘陵コース。昨年に比べ若干距離も伸び、難易度も増した。ミスのない堅実なプレーが求められる。
女子決勝組み合わせ
男子決勝組み合わせ