2011/4/11 (月)
ゴルフの「神奈川アマ2011」は11日、シニア男子の部(55歳以上)第1予選と、男子の第4予選をそれぞれ18ホールストロークプレーで行った。
シニア男子の部第1予選は、清川村の清川カントリークラブ(6491ヤード、パー72)で166人が参加して行われ、起伏に富んだコースを攻略した長井隆道(川崎)が4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーのトータル73で初のメダリストとなった。
85ストロークまでの上位71人が5月27日にレイクウッドゴルフクラブ・西コースで行われる決勝に出場する。
男子の部第4予選は、相模原ゴルフクラブ・西コース(660ヤード、パー72)に175人が参加。花山大輔(大井)がメダリストに輝いた。速いグリーンに出場者が苦しむ中、花山は丁寧なアプローチを武器にスコアメーク。4バーディー、5ボギー、1ダブルボギーのトータル75にまとめた。
花山は、6月13日の決勝(平塚富士見カントリークラブ・大磯コース)の出場権を獲得。5月9日に戸塚カントリー倶楽部・西コースで行われる準決勝には、88ストロークまでの上位70人(メダリスト除く)が出場する。
(神奈川新聞 鈴木秀隆、木村敦彦)
成績(清川CC)
成績(相模原)
シード権放棄し挑戦
シニア男子の部第1予選で初のメダリストに輝いた61歳の長井は、「光栄です」と落ち着き払った声で喜びを表現した。「実はアイアンの打ち方を工夫して開眼したのです」。体力低下に伴い、すくい上げる打ち方になっていた。1ヶ月前からフォームを改造し、トップで右手の角度を保つようにしたのが奏功した。18番(501ヤード、パー5)と9番(503ヤード、パー5)を、ともにバーディーで気分良く締めた。
昨年の同部門決勝で6位タイ。「試合に出る雰囲気を感じていたい」と、獲得していた決勝進出シード権を放棄して挑んでの快勝だった。
欲を出さずにプレー
「欲を出さずに、プレーできたのがよかった」。確かな技術でメダリストに輝いた25歳の花山は、笑顔で振り返った。光ったのは正確なアプローチだ。17番(389ヤード、パー4)では、残り約100ヤードからの2打目をピンそば約50㎝につけ、バーディーを奪い、「もともと寄せで勝負する方なんです」と胸を張った。
向上高ゴルフ部から東北福祉大ゴルフ部に進み、同期の池田勇太プロらと腕を磨いた。現在はゴルフ用品会社に勤務する花山は「あいつ(池田)も頑張っている。決勝では、自分も楽しみながら全力を出し切りたい」と話した。