2007/5/14 (月)
「神奈川アマ2007」は5月14日、シニア男子の部決勝が中井町のレインボーカントリー倶楽部(6276yd、パー72)で、男子の部第1準決勝が横浜市旭区の戸塚カントリー倶楽部西コース(7063yd、パー72)でそれぞれ行われた。
シニア男子の部142人、男子の部120人が18ホールストロークプレーで争った。
シニア男子の部は73の秋元嘉夫(横浜)が2位に2打差をつけて初優勝。男子の部は76の荒井健人(横浜)が2位に1打差をつけてトップ通過を果たした。
シニア男子の部の上位10人、男子の部の上位20人までが6月11日に相模原ゴルフクラブ東コースで行われる決勝に進出した。
(神奈川新聞・浅川将道、佐藤将人)
熟知の〝庭″心に余裕
初めてシニア会場となった、ここレインボーカントリー倶楽部は秋元にとってはホームコース。10年間通い詰めた“庭”で負けるわけにはいかない。2位に2打差、1オーバーの結果に「ぜひとも勝ちたかった」と安堵の表情が浮かんだ。
年間20ラウンドを同倶楽部でこなし、「どこに何があるかすべて知っている」と言い切る。
各選手が次々とスコアを崩した難所の14番(パー5)、そのアドバンデージを存分に生かした。「カップはグリーンの手前側。奥は傾斜がきつく、ボールは止まらない」。2打目をグリーン手前のガードバンカーに打ち込んだが、「グリーン奥につけるよりは、手前に止めた方がいい」。落ち着いてピン手前2㍍に寄せ、この日三つめのバーディーを奪った。
県アマは第1回から出場してきた秋元も昨年からシニア入り。「仲間が大勢いて、一緒に試合ができるのが楽しい」と話す。
帰り際には多くの仲間に呼び止められ、握手で喜びを分かち合った。「初めてのタイトルはいい思い出になります」。ホームコースで味わう勝利の余韻はまた格別だった。
心の動きを悔やむ
○…最終18番(パー4)をボギーとし石井孝一(横浜)は75でホ-ルアウト。優勝の秋元とは2打差だった。
15番に臨む前に、一つ前の組の秋元と話し、2打差につけていることを知ったという。「このまま追えば10位以内に入れる」と奮起、17番は2打目でピン手前1㍍につけ、バーディーを奪った。
だが18番では「優勝の『ゆ』の字がチラついた。強気で打ってきただけにもったいなかった」という痛恨の3パット。それでも石井は「ベスト10が目標だったので2位は満足。(男子の部)決勝に進めるのもうれしい」と素直に喜んだ。
肉体改造が結果に
○…東京・高輪高2年の荒井健人(横浜)が3度目の県アマ挑戦で初のトップ通過。
168㌢、51㌔とまだまだ線が細い16歳にとって距離が長い戸塚カントリーは不利。昨年も通過こそ果たしたが、81とスコアは伸びなかった。
だがこの日は2番、13番(ともにパー5)のロングホールでいずれもバーディー。今春から取り組む肉体改造が昨年を5打も上回る結果につながり「飛距離が平均で10ydくらい伸びた。こんなに早く結果が出るとは」と喜んだ。
決勝初進出だった昨年は2日目が学校の部の試合と重なって棄権。「今年は15位以内が目標」と初々しく意気込んでいた。
男子シニアの部決勝
成績はこちら
男子の部第1準決勝
成績はこちら