
2007/5/7 (月)
「神奈川アマ2007」は5月7日、横浜市磯子区の磯子カンツリークラブ(6100yd、パー72)でグランドシニア男子の部(70歳以上)とシニア女子の部(50歳以上)を行った。グランドシニア男子の部は67選手、シニア女子の部は106人が参加し、18ホールストロークプレーで競った。
グランドシニア男子は原貢(相模原)が4オーバーの76で優勝した。1998年に60歳以上の部で優勝して以来2度目の栄冠。
シニア女子は81で寺本優子(鎌倉)が初優勝を飾った。
14年目で初優勝飾る
○…シニア女子の部は寺本(64)が、県アマ出場14年目にして初の優勝を飾った。「指定練習月に来られなくて、グリーンの位置が分からなかった」。動揺したというアウトは5番までで4ボギーと荒れた。だが「開き直ってバンカーを恐れずに打った」と6番(パー3)からの4連続パーでしのいだ。
ゴルフ歴20年になるが子育てで中断した時期も。「家庭とゴルフを何とか両立してきたけど年齢的にもこれが最後と思っていた」。だからこそ喜びは格別だった。「一つはタイトルを取りたかったのでとてもうれしいです」と笑顔だった。
2度目の頂点にご満悦
グランドシニア男子の部を制したのは、98年に60歳以上の部で優勝した原貢(71)が、9年ぶりの栄冠に輝いた。インスタートの原は「安定していた」というドライバーで的確にフェアウエーをとらえ、前半を39にまとめた。後半に入るとさらにショットに切れが増した。
2番(385yd、パー4)では、砲台グリーンまでの残り170ydを5Wでピン横10㍍に2オン。このロングパットを沈めてバーディーを奪った。「あれで気分が乗った」原は、8番(パー4)でもバーディーとし、2位に1打差をつけて優勝トロフイーを手にした。
週3日はホームコースの相模原GCや本厚木CCで腕を磨いており、「この年齢でもいまだにパットがうまくなっている」という。プロ野球の巨人を率いる原辰徳監督の実父は、2度目の頂点に「何度優勝してもうれしい。それに健康でいられているという証拠。80歳まではやりたいね」と終始ご満悦だった。
(神奈川新聞・織田 匠)
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