メダリストは山上選手

2004/4/5 (月)

 県内アマゴルファーの頂点を決める「神奈川アマ2004」の女子の部予選が4月5日、藤沢市の芙蓉カントリー倶楽部(6038yd、パー72)で行われ、176人の女性ゴルファーが腕前を競った。
 フェアウエーが狭く、難易度の高いトリッキーなコースを制したのは、ゴルフ歴15年の山上和子選手(海老名)。持ち前の攻めのゴルフを展開して、トータル11オーバーの83(アウト41、イン42)で、初のメダリストに輝いた。
 5月10日に相模カンツリー倶楽部で行われる準決勝への出場権は、95ストローク、上位76位タイまでの83人(メダリストを除く)が獲得した。(木村 敦彦)

 印象で打っちゃう

 ○…自らを「勝負師的」という山上和子選手(42)が、激戦となった予選を見事に勝ち抜いた。スタート時には手もかじかむほど気温が低く、決して「好コンディション」とはいえなかったものの、同選手は11番(パー4)で決めたバーディーが大きな財産になった。
 残り143ydから「いちかばちか、オーバーしてもいいから」と振り抜いた3打目がそのままカップの中へ。「いろいろ考えると緊張しちゃうから。ぱっとホールを見てその印象で打っちゃいます」と、そのシーンを思い出しながら笑顔をのぞかせた。
 普段は、放送機器関係の営業職として働き、練習は週に1度という“日曜ゴルファー”「いい成績じゃないと、会社のみんなに笑われちゃうから」と同選手は再び表情を崩した。

 大人顔負けの川歳

 ○…今大会最年少の小学4年生の木戸佑釆選手(一〇)=横須賀=は、大人務負けの99(アウト46、イン53)でラウンド。準決勝進出こそ逃したが「桜も咲いていて、気持ちよくラウンドできました」と笑顔で振り返った。
 この日は、父で元プロレスラーの木戸修さん(五四)も来場。「よく頑張っていたと思う」と娘の健闘をたたえていた。
 小学1年生でゴルフを始め、毎日1時間はクラブを握るという木戸選手。「いつかは伊沢(利光)プロみたいになりたい」と目を輝かせた。

4月5日 女子の部予選会 芙蓉C.C.(PDF)