男女15~17歳 高橋、吉田選手に栄冠 12~14歳は森井、斉藤選手

2004/4/2 (金)

 ゴルフの「神奈川アマ2004」ジュニアの部は4月2日、相模原市の相模原ゴルフクラブ西コース(男子6877yd、女子5826ydともにパー72)で行われ、男女12~14歳、15~17歳の4部門に84選手が参加して18ホールストロークプレーで熱戦を展開した。

15~17歳の部男子は高橋賢選手(アレセイア高)が74ストロークで初優勝、同じく女子は吉田弓美子選手(厚木北高)が76ストロークで、2002年の中学の部に続いて2度目の優勝を飾った。
 12~14歳の部男子は、森井裕太選手(藤沢)が82ストロークで制した。女子は斉藤愛璃選手(厚木)が76ストロークで連覇を達成した。
 15~17歳の部を制した高橋、吉田両選手は、9月に埼玉で行われる国体少年の部への出場権を獲得。12~14歳の部の上位3選手は県のジュニア強化選手に
選ばれた。 (木村 敦彦)

 

 苦しい序盤を挽回

 ○…1打差で15~17歳の部男子を制したのは高橋賢選手。前半9ホールは3オーバーの苦しい出だしだっただけに「最後まで優勝するとは思わなかった」。
 パー4の16番で、残り200ydから第2打をピン左奥3㍍につけると「自信がある」と話すパターで確実に沈めてバーディー、優勝を引き寄せた。国体への出場を決め「全国の選手たちと競いあえるようにもっと頑張る」と喜んだ。
 12~14歳の部で栄冠をつかんだのは森井裕太選手。小学校5年からゴルフを始めたが、当時は野球のクラブにも所属。現在も、滝の沢中のテニス部に所属している。
 「ほかのスポーツをするのが気分転換になっています」と森井選手。「これからは「アプローチとパターを磨いていきたい」と話していた。

 優勝を自慢したい

 ○…12~14歳の部女子は、斉藤愛璃選手が2年連続の優勝。雨の中でのプレーに苦しみながらも最終18ホール(パー5)では、残り140ydの第3打をピン横1㍍にピタリ。バーディーにまとめて4オーバー、76の好成績をマークした。
 小学2年生の時に、父の壮士さんのプレーを見て「私もあんな風にボールを遠くに飛ばしたい」とゴルフを始めたという斉藤選手。毎日の練習のかいあって、一緒にラウンドしても壮士さんを超える腕前に成長した。「今回の優勝もお父さんに自慢したい」と笑みをこぼした。
 15~17歳の部女子を制したのは、吉田弓美子選手。最近不調だったという吉田選手は、アウトを41で折り返し「きょうもだめかと思った」。しかしインでは気持ちを切り替え、丁寧にフェアウエーをキープ。トータル76で、2年ぶりの栄冠に輝いた。
 ことし1月には日本代表入りも果たした吉田選手。「寄せる技術は良くなってきた。これからはパットを磨いていきたい」と抱負を話した。

4月2日 ジュニアの部 相模原G.C. 
ジュニアの部男子12歳~14歳(PDF)
ジュニアの部男子15歳~17歳(PDF)
ジュニアの部女子(PDF)