神奈川アマチュアゴルフ選手権

主催:神奈川県ゴルフ協会
共催:神奈川新聞社 tvk(テレビ神奈川)
後援:関東ゴルフ連盟 / 神奈川県 / 神奈川県教育委員会 / 神奈川県体育協会 / 神奈川県ゴルフ場支配人協会 / 神奈川ゴルフ練習場協会

神奈川アマ 2017 競技一覧

2/13
ダブルスの部 第1予選 本厚木CC
2/20
ダブルスの部 第2予選 本厚木CC
3/6
ダブルスの部 決勝 レイクウッドGC
2/1
男子の部 第1プレミアム予選会 戸塚CC
2/17
男子の部 第2プレミアム予選会 戸塚CC
5/7
男子15~17歳 レイクウッド・西
5/7
男子12~14歳 レイクウッド・西
6/25
5/7
女子15~17歳 レイクウッド・西
5/7
女子12~14歳 レイクウッド・西
6/25
4/4
4/7
第2予選会場 レインボー
4/10
4/13
第4予選会場 富士屋仙石
4/17
第5予選会場 相模原・西
4/17
4/18
4/25
5/8
第1準決勝会場 戸塚・西
5/17
5/22
5/23
第4準決勝会場 厚木国際・西
5/29
決勝 第1日 相模原・東
5/30
決勝 最終日 相模原・東
5/22
女子の部 予選 小田急藤沢
6/26
女子の部 決勝第1日 レイクウッド・東
6/27
女子の部 決勝最終日 レイクウッド・東
4/11
4/21
男子55歳第2予選 小田急藤沢
4/25
男子55歳第3予選 厚木国際・西
5/12
男子55歳決勝 レイクウッド・西
7/7
ミッドの部 第1予選 相模原・西
7/12
ミッドの部 第2予選 レイクウッド・西
7/18
ミッドの部 第3予選 磯子
9/4
ミッドの部 決勝 第1日
9/5
ミッドの部 決勝 最終日

※ 最新の競技情報はリニューアル準備中です。他の競技についても準備が出来次第公開いたします。

神奈川アマ2023(シニア男子、ミッド女子・シニア女子) 会場集計

2023年8月7日

  大会日 会   場 定員 申込者数
ミッド女子
シニア女子
9月26日(火) 戸塚CC・東 144 受付終了
         
シニア男子        
第1予選 8月29日(火) 厚木国際CC・東 144 受付終了
第2予選 9月1日(金) 清川CC 144 受付終了
第3予選 9月25日(月) 本厚木CC 144 受付終了
決 勝 10月13日(金) レイクウッドGC・西   受付終了

神奈川アマ2017記事

塩田 歓喜の初優勝県アマミッド女子の部 決勝


県アマチュアゴルフ選手権2017は19日、戸塚カントリー倶楽部・東コース(6043ヤード、パー72)でミッド女子(30歳以上)の部決勝を行った。64人が18ホールストロークプレーで競い、トータル71で回った塩田美樹子(横浜)が初優勝を飾った。
マッチングスコアカード方式により上位5人が18年に行われる同選手権の一般女子の部決勝の出場権を獲得した。今シーズンの県アマチュア選手権はこれで全ての大会が終了した。
 



ショット安定し勝利確信


 安定したショットで7代目女王の座を射止めた塩田は「今後のモチベーションにつながる。本当にうれしい」と喜んだ。
 勝利を確信したのは前半6番だ。選択した5番アイアンでピンそば1メートルへ。「悪い癖が出ないようにしっかり振り切ることを意識した。朝、父にアドバイスをもらったのもあって自信をもって臨めた」。続くバーディーパットもきっちり沈め、波に乗った。
 本業は藤沢市内の歯科医院に勤務する歯科医師だ。10歳でゴルフを始め、日本ジュニア選手権など大舞台を経験。港南台高校時代には国体にも出場したが、大学進学を機にしばらく競技から遠ざかった。
 それでも、2013年に本格的に競技に復帰すると、日本女子ミッドアマチュア選手権で優勝。練習時間は限られるが、ジュニア時代に培った経験と勝負勘を瞬く間に取り戻し、第一線に挑んでいる。
 「平日の大会にも出場させてくれる院長やスタッフのおかげ」と感謝する35歳は「ゴルフは満足することがない。一生楽しめる競技だし、ジュニアの子たちと渡り合っていきたい」と笑みを浮かべた。
(神奈川新聞社・須藤 望夢)
 

倉田、後半失速悔やむ

 
 〇…一昨年頂点に立った倉田がトータル3オーバーで2位に入った。2番でバーディーを決めるなどパーで折り返すも、後半は13番、14番で連続ボギーと失速。「前半はなんとかこらえたが、後半は腰の痛みが出て引っ掛けてしまった」と悔やんだ。
 それでも17番でバーディー、最終18番もパーでまとめて意地を見せ、「次は関東アマの決勝を通過して日本アマに出たい」と誓った。

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光山が2冠達成 シニア王者、ミッド男子も県アマミッド男子の部 決勝最終日


県アマチュアゴルフ選手権2017ミッド男子(30歳以上)の部決勝最終日は5日、戸塚カントリー倶楽部・西コース(7176ヤード、パー72)で行われ、第1日を1アンダーの71で終えた光山富夫(横浜)が3オーバーの75でまとめ、トータル146で初優勝を飾った。
4日から2日間の日程で行われ、最終日は第1日の84ストロークまでの61選手が参加。第1日を3位タイで終えた鈴木優也(相模原)がトータル148で2位に入った。



熟練の技術で大躍進


 
ミッドの部を制したのは55歳の光山だ。熟練の技術を見せ、昨年21位から大躍進。5月に行われたシニアの部との2冠を達成し、「夢にも思わなかった」と日焼けした顔をほころばせた。
豪快なショットはなくとも、ベテランなりの戦い方がある。後半14番でこの日五つ目のボギーをたたいたが、すぐさま気持ちをリセット。続く15番で3メートルのパーパットを落ち着いて沈めると、最終18番では約15メートルのアプローチショットを絶妙にピンまで50センチに寄せた。
「ドライバーは飛ばなくても、フェアウエーをキープすればパーは拾える」と勝負に徹したのも勝因だ。
大学卒業後に始めたゴルフだが、本格的にのめりこむようになったのは20年ほど前。初めて挑んだ神奈川アマで予選落ちし、「こんなにも悔しいものなのか」と負けん気に火が付いた。現在は横浜でサービス業を営む傍ら、週末は練習ラウンド。昨年のマルハンカップ太平洋クラブシニアでベストアマに輝くなど、充実の時を迎えている。
「シニアとミッドの2冠は史上初じゃないかな。若い人たちにもシニア世代にも刺激を与えられたと思う」。勝つ喜びを知り、ゴルフへの熱はさらに高まりそうだ。
(神奈川新聞社・木田 亜紀彦)
 

鈴木は過去最高準V


 
 〇…2打差のトータル148で準優勝に終わった鈴木は「やることをやった結果なのでしょうがない」と受け止めた。前半は1オーバーで逆転優勝に望みを残したが、後半は勝負所でバーディーを奪えず、「我慢しないといけないところで我慢できなかった」と振り返った。
 ただ、8位に終わった昨年からスコアを五つ上げて過去最高位に立った。37歳は「一歩ずつ上に行ければいい」と今後を見据えていた。
  


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光山が首位スタート県アマミッド男子の部 決勝1日目


県アマチュアゴルフ選手権2017ミッド男子(30歳以上)の部決勝第1日は4日、戸塚カントリー倶楽部・西コース(7176ヤード、パー72)で行われ、152選手が18ホールストロークプレーで競った。1アンダーの71で回った光山富夫(横浜)が首位に立った。
2打差の2位には樋渡雅俊(開成)が入った。84ストロークまでの上位65人が5日の最終日に駒を進めた。
 

大ベテラン 2冠へ照準

 
 2冠達成へ好スタートだ。5月のシニア男子の部で初出場初優勝した光山が初日を単独首位で終え、「練習での調子が良くなかっただけに、一球一球集中してやった結果」と笑みを浮かべた。
 圧巻は前半2番だった。残り約100メートルからの3打目が、するりとカップに吸い込まれた。「狙ってはいたけど、まさか入るなんて」というイーグルで、一気に流れをものにした。
 こうなったら止まらない。順調にパーを重ねて迎えた7番では、約7メートルのバーディーパットを沈めた。「下りの嫌らしいラインだったけど、もう乗ってましたね」と誇らしげだ。
 ゴルフ歴は約30年。8月に55歳を迎えた大ベテランは「ミッドの部は若い人たちも多い。まだまだシニア世代も捨てたもんじゃないというところを見せていきたい」と頂点を見据えた。
(神奈川新聞社・倉住 亮多)
 

悲願の頂点狙う樋渡

 
 〇…2位につけた樋渡は「何とか耐えしのいでやれた」とほっと一息。出だしで2連続ボギーも、以降は7連続パーで前半を折り返す。後半最初の10番では「前半の流れをバーディーにつなげられた」と約10メートルのバーディーパットを決めた。
 ミッドの部は3度目の挑戦。これまで初日は常に2位につけ、昨年は準優勝。悲願の頂点に向け、「もう(タイトルを)取るしかない。気合を入れてやっていく」と話していた県

成績

最終日組み合わせ


OUTスタート
林泰弘(横須賀)

INスタート
寺迫鋭吾(横須賀)

林、寺迫がメダリスト県アマミッド男子の部第3予選


県アマチュアゴルフ選手権2017は18日、横浜市磯子区の磯子カンツリークラブ(6596ヤード、パー72)でミッド男子の部第3予選を行い、152選手が参加した。
悪天候のため9ホールで競技成立となり、アウトスタートはトータル38で回った林泰弘(横須賀)が、インスタートは35の寺迫鋭吾(横須賀)がそれぞれメダリストとなった。
アウトが41ストロークまで、インは39ストロークまでの21人ずつの計42選手が、9月4日から戸塚カントリー倶楽部・西コースで開催される決勝に進んだ。
 

「うまくいきすぎ」

 〇…メダリストの寺迫は競技歴約20年でハーフの自己ベストに並ぶ35ストロークで回り、「失敗したのは(唯一のボギーとなった)10番ぐらい。うまくいきすぎて自分でも驚いている」と初の決勝進出を喜んだ。
 「今日は自分に風が吹いていたかな」と振り返るのは、もう一人のメダリストの林。出だしの1番に続き5番でもバーディーを奪って勢いに乗った。「決勝では2日目に進むことが目標」と無欲を強調していた。

成績

光山がメダリスト男子ミッドの部第2予選


県アマチュアゴルフ選手権2017は12日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・西コース(6655ヤード、パー72)でミッド男子の部第2予選を行い、165選手が18ホールストロークプレーで競った。
4バーディー、5ボギーのトータル73で回った光山富夫(横浜)がメダリストとなり、82ストロークまでの上位42人が、9月4日から戸塚カントリー倶楽部・西コースで行われる決勝に進んだ。
 

波に乗るシニア王者

 〇…メダリストに輝いた光山は「朝の練習から調子が悪かったが、慎重にプレーしたらうまくいった」と相好を崩した。
 5月のシニア男子の部で初出場初優勝を果たして波に乗る54歳。後半の16、17番で連続バーディーをもぎ取り、「あれでいけると思ったね」と満足げだ。2冠がかかる決勝へ「まだまだ若い人たちには負けられない」と意気込んだ。
成績

小学生男子

小学生女子

男子 本連覇
女子 萩生田初V
小学生の部


県アマチュアゴルフ選手権2017、小学生の部兼関東小学生大会予選は25日、相模原市の相模湖カントリークラブ(5447ヤード、パー72)で行われ、男女計41人が参加して18ホールストロークプレーで競った。男子は2アンダーの70にまとめた本大志(横浜)が2連覇を達成。女子では75で回った萩生田みらん(川崎)が初めて制した。
男子は上位10人、女子は上位8人が7月25日に千葉・森永高滝カントリー倶楽部で行われる関東小学生大会決勝の出場を獲得した。
 

日本一目指し発奮

 昨年の覇者・本が堂々の2連覇を果たした。
 勝負の分かれ目は16番(476ヤード、パー5)。プレッシャーから15番で同じ組の大久保に追い付かれた直後だった。
 持ち前の豪快なショットで2打目をグリーンに乗せ、楽々とバーディーを奪って突き放した。「あそこで取れなかったら勝機はなかったかも」と胸をなで下ろした。
 だが、「勝ててよかったが、まだ通過点」と浮かれた様子はない。
 小学生最後の年に見据えるのは全国制覇だ。昨年は関東大会を4位で通過し、全国大会に臨んだものの8位に終わった。ライバルたちとの力の差を実感し、「日本一になれなきゃ世界で戦えない」と発奮。やや力任せだったスイングのフォームを改善して正確さを増したという。
 「将来は憧れの松山英樹プロと戦い、超えていきたい」と語る11歳。毎試合、「最後まで諦めるな」の言葉を胸に刻み、大舞台での栄冠を目指す。
(神奈川新聞社・矢部 真太)
 

スイング強化で成果

 〇…昨年はスコア91と苦戦した萩生田が3オーバーの75で初優勝。「最後の3連続バーディーが実を結んだ。本当にうれしい」と笑顔を見せた。
 「去年は一度もパーオンできなかった」という悔しさをバネに、1年を通してスイング強化に励んだ成果が表れた。
 「関東大会でも粘り強く堅実にプレーしていきたい」と急成長を見せる小学5年生は「3位以内に入って全国で戦いたい」と目を輝かせた。
成績上位者(男子上位10名・女子上位8名)は7月25日(火)、森永高滝カントリー倶楽部で行われる関東小学生ゴルフ大会決勝の出場資格が与えられる。


成績(男子)

成績(女子)

中里がメダリスト男子ミッドの部第1予選


県アマチュアゴルフ選手権2017は7日、相模原市南区の相模原ゴルフクラブ・西コース(6606ヤード、パー72)でミッド男子の部第1予選を行い、156選手が18ホールストロークプレーで競った。
4バーディー、5ボギーのトータル73で回った中里匡良(相模原)がメダリストとなり、83ストロークまでの上位40人が、9月4日から戸塚カントリー倶楽部・西コースで開催される決勝に進んだ。
 

決勝へ自然体強調

 〇…初のメダリストに輝いた中里は、「最高のゴルフができた」。5月の男子の部では準決勝で敗れていただけに、喜びはひとしおだ。
 前半最後の9番。2打目でピンから1メートルに付けると、冷静にバーディーパットを沈めて2アンダー。「前半で貯金をつくれたのが大きい」と振り返った46歳は決勝へ「気負わず楽しんでやるだけ」と自然体を強調した。

成績

原田葵 独走初V女子の部 決勝最終日


県アマチュアゴルフ選手権2017の女子の部決勝最終日は27日、レイクウッドゴルフクラブ・東コース(6317ヤード、パー72)で135選手が参加して行われ、初日首位の原田葵(藤沢)が8バーディー、2ボギーの66をマーク。通算10アンダーの134で初優勝を飾った。
 4位で出た鶴岡果恋(横浜)は69と巻き返して2位、8位スタートの高橋しずく(座間)は3位に入った。初日2位の笠井紗夏(大和)は78と崩れ8位に終わった。優勝した原田葵は10月に行われる愛媛国体の県代表選手に推薦される。
 


「びっくり」自己ベスト

 2日間で10アンダー、最終日は自己ベストとなる6アンダーの66。驚異的なスコアで初優勝を飾った日本ウェルネス高の原田葵がホールアウトすると、ギャラリーの拍手に包まれた。「正直びっくり。神様が見てくれていたのかな」
 2位と2打差でスタートしたこの日も、勢いは止まらなかった。1番(353ヤード、パー4)でティーショットを林に入れたものの、2打目でピンまで15メートルに寄せた。得意のパターでバーディーを決め、その後もグリーン上での強さを発揮。「どこからでもパターを狙えるね」。同じ組のライバルたちもたたえるほどだった。
 安定感を生んだのはパターの強化と、毎日1~2時間励んだ鵠沼海岸での走り込みだ。「練習量は誰にも負けない」という自信が背中を押し、強い足腰からぶれのないスイングと正確なパットが生まれた。
 「(予選落ちした)日本アマでの悔しさは挽回できたかな」と納得しつつ、「ここで満足してはいけない。プロになって世界で活躍したい。だから結果を残さなきゃ」。心は早くも10月の愛媛国体に向いている。
 自らに厳しい17歳は「今日の優勝はこれまでお世話になった方への恩返し。これからは自分との戦い」。さらなる高みへと、歩き始める。
(神奈川新聞社・矢部 真太)
 

2位鶴岡 ライバル活躍に刺激

 15~17歳の部を制し、優勝候補に目された湘南学院高3年の鶴岡は一歩及ばなかった。この日は初日首位の原田葵と4打差でのスタート。「優勝は難しい」と判断し、堅実なゴルフで2位に入った。
 165センチの長身から繰り出す切れのあるショットで飛距離を稼いだが、パットが決まらず苦戦を強いられた。それでも13番で順位を落としながら、終盤の17番(360ヤード)で8メートルのバーディーパットを沈めて2位に浮上した。
 原田葵とは同学年で、「一緒に食事をするなど、中学時代から一番仲がいい友人」(鶴岡)という。独走での優勝に「波に乗っていた」と脱帽しつつ、一緒に国体へ行けたらうれしい」と祝福した。
 ライバルの活躍に刺激を受け、「パターを安定させ、ボギーを出さないゴルフをしないと上は目指せない」と思いを新たにする。念願のプロ選手に向け、ゴルフ漬けの日々が続く。
(神奈川新聞社・佐藤 浩幸)
 

終盤に崩れ、悔しい

 3位・高橋しずく(厚木北高2年) 去年(4位)より順位は上げたが、2日続けて終盤に崩れてしまい、悔しい。7月の関東ジュニアは3日間ともアンダーで回るのが目標。もっと飛距離を伸ばし、アプローチ、パターの技術も向上させたい。

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原田葵首位スタート女子の部 決勝第1日


県アマチュアゴルフ選手権2017、女子の部決勝は26日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・東コース(6317ヤード、パー72)で開幕し、139選手が18ホールストロークプレーで競った。日本ウェルネス高3年の原田葵(藤沢)が4アンダーの68の首位で好発進した。
 2位には2打差の70で回った専修大1年の笠井紗夏(大和)がつけた。最終日は27日、出場全選手で争う。
 

「勝って恩返しを」

 最終ホールを終え、68と記された自分のスコアカードに驚いた。「パープレーを目指していたので、4アンダーも取れて不思議」。初日を1位で通過した高校3年の原田葵は、ほほ笑んだ。
 すでにトップに立っていた終盤の17番(パー4、360ヤード)。追い掛けてくる同世代のライバルたちがこぞってバーディーを狙う中で、この日一番の強さを発揮した。ティーショットで250ヤードを飛ばし、セカンドでカップまで2メートルに寄せた。「ここは絶対に外さない」。落ち着いてバーディーパットを決め、「よしっ」と声を漏らした。
 20、21日に初出場した日本アマでは予選落ち。「毎日、悔しさでいっぱいだった。次の試合に向けてどうすればいいだろう」と、今大会前には不安もあった。
 「最後はパターが決める」。自信を取り戻せたのは、練習会で知り合い、何度もアドバイスを受けた憧れの藤田寛之プロの言葉を思い出したからだった。この1年、試合の1時間前に必ずパターを練習するルーティンは欠かさなかった。この日も、グリーン上で持ち味を発揮した。来年にはプロテストを控え、「神奈川アマは今年が最後の出場。勝ってお世話になった方々に恩返ししたい」と思いを込める。最終日に向け「自分の感覚を信じ、冷静に挑んで、優勝したい」と決意した。
(神奈川新聞社・矢部 真太)

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鶴田 逆転で初優勝男子の部 決勝最終日


県アマチュアゴルフ選手権2017の男子の部決勝最終日は30日、相模原ゴルフクラブ・東コース(7245ヤード、パー72)で125選手が参加して行われ、初日2位の鶴田貴也(横浜)がイーブンパーの72で回り、2日間トータル144で初優勝を飾った。
8位スタートの石坂友宏(横須賀)も72とまき返し、マッチングスコアカード方式で2位。金子憲洋(横浜)が3位に入った。初日首位の山田大晟(横浜)は79と崩れ、6位に終わった。
優勝した鶴田は10月に行われる愛媛国体の県代表選手に推薦される。


 

ライバル抑え雪辱

 ギャラリーからの拍手で迎えられた最終ホール。2メートルのバーディーパットを沈め、有終の美を飾った鶴田は一緒に回った山田と最初に握手を交わした。昨年の覇者で初日トップのライバルから祝福され、ほっとした表情を浮かべた。
 1打差の2位でスタートした最終日はショットがさえた。圧巻は前半の9番(556ヤード、パー5)。ティーショットで270ヤードを稼ぐと、残り20ヤードの3打目のアプローチをピン手前に落とし、そのままカップへ沈めイーグルを奪った。山田も「あんなプレーをされたらたまったもんじゃない」と脱帽するだけだった。
これで「気持ちに余裕ができた」(鶴田)後半も冷静なプレーで手堅くスコアをまとめ、2位に4打差をつけてフィニッシュした。
初日首位タイだった昨年は最終日に85をたたいて脱落した。「覚えていない」と振り返るほどの悪夢。中学時代からしのぎを削り、練習も共にする同級生の優勝を見守るしかなかった。
「去年みたいにならないように」。一打一打に思いを込め、丁寧なプレーを心掛けることで雪辱を果たした。学生最後の出場を初優勝で締めくくった22歳は、「さらなる高みを目指したい」と、6月の関東アマや秋の愛媛国体での飛躍を期す。
(神奈川新聞社・矢部 真太)
 

攻めて浮上 石坂2位

 2位の石坂は76の8位と出遅れた初日から一変。最終日は堅実なプレーが光り、72のイーブンでまとめた。
 首位と5打差のスタートだったが、諦めてはいなかった。「難しいコースだからチャンスは十分ある」(石坂)。前半から攻めの姿勢を貫いた。
 7番(パー4)で6メートルのバーディーパットを沈め、9番(パー5)も3打目のアプローチでピンそば2メートルまで寄せて三つ目のバーディー。「このコースは曲げると駄目」と、後半も安定したショットを武器に1オーバーにとどめた。
 今月7日には7アンダーの好成績で県アマ15~17歳の部で優勝。「高校生最後の年なので絶対に優勝したかった」と男子の部決勝も自信をもって臨んだが、初日の出遅れが響いて首位の鶴田を捉えることはできなかった。
 ゴルフに専念するために通信制の日本ウェルネス高で学び、将来は大学からプロの道を描く。「この成績に満足せず、さらに上を目指したい」。日焼けした顔できっぱりと誓った。
(神奈川新聞社・佐藤 浩幸)
 

初出場の金子3位

 ○…日大1年の金子が初出場ながら3位でフィニッシュ。2日目の前半を終えて1オーバーにつけたが、「勝ちたいと欲が出てミスをしてしまった」と、後半の連続ボギーに悔しそうな表情を浮かべた。
 父は国内ツアー6勝の柱憲プロというサラブレッド。「優勝争いに加われたのは成果」と前向きに受け止めつつ、「もっと上を目指さなければならないし、努力が必要」と、悔しさを胸に成長を誓った。



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山田 2年連続 首位発進男子の部 決勝1日目


県アマチュアゴルフ選手権2017、男子の部決勝は29日、相模原ゴルフクラブ・東コース(7245ヤード、パー72)で開幕し、156選手が18ホールストロークプレーで競った。専修大4年の山田大晟(横浜)が71で首位に立った。
2位には首位と1打差の鶴田貴也(同)、3位には73で回った中田通大(藤沢)がつけた。88ストロークまでの上位129選手が30日の最終日に進んだ。
 

逆風耐え終盤快進撃

 昨年の覇者山田が1アンダーで2年連続の初日トップ。大会史上3人目の連覇へ向け、好スタートを切った。
 イーブンパーで折り返した後半の出だし5ホールは向かい風に悩まされ、2ボギー。15番(パー4)で追い風に変わると、流れが変わった。無理のないショットで打球はフェアウエーを一直線に約260ヤードまで飛んだ。2打目で10センチまで寄せ、難なくバーディーに。16番でもバーディーを奪い、イーブンに戻した。
 
 迎えた18番(パー4)の3打目は残り5メートルのフックラインを見事に読み、バーディーで終えた。まさに逆風をしのいだ「我慢へのご褒美」だった。
 23、24日の関東大学春季Aブロック対抗戦ではスイングの不調に泣かされた。反省を生かし、この日は「一打一打に集中し、丁寧に振れた。我慢しながらパープレーを狙っていたので今日は百点満点の出来」と振り返る。
 「あしたはプレーに集中し、無欲になれるかが鍵」。連覇が近づいても、大舞台の経験が豊富な22歳はあくまで冷静だった。
(神奈川新聞社・矢部 真太)
 

2位につけ初Vに意欲

 ○…首位に1打差のイーブンパーで鶴田が2位につけた。「2オーバーからイーブンパーの間で収めたい」と臨んだだけに確かな手応えをつかんだ。
 11番でダブルボギーをたたいたが、難しい12番と13番をパーで乗り切り、16、17番の連続バーディーにつなげた。
 昨年は初日首位タイでスタートしながら最終日に崩れた。中学時代から仲の良い山田の優勝を眺めただけに、「ほしいタイトル。黙々と自分のゴルフをして勝ちたい」と初優勝へ意欲を見せた。

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池田がトップ通過男子の部 第4準決勝


県アマチュアゴルフ選手権2017は23日、男子の部第4準決勝が厚木市下荻野の厚木国際カントリー倶楽部・西コース(6775ヤード、パー72)で行われ、147選手が出場。18ホールストロークプレーで競い、トータル75で回った池田隆広(相模原)が1位となった。80ストロークまでの上位25人が、29日から相模原ゴルフクラブ・東コースで開催される決勝の出場権を獲得した。
 

強風に耐え接戦制す

 ○…「名のある選手を抑えて優勝できたことは素直にうれしい」。トップの池田は柔らかな表情で喜んだ。
 前半に調子の良さを感じつつも、強風下のプレーで「コントロールばかり気にして疲れた」
と後半は1バーディー、4ボギー。鍵となったのは最終ホール。3打目で6メートルまで寄せ、安定したパターでパーにまとめ接戦を制した。「ここで気を緩めず、決勝は2日目まで回り切りたい」と謙虚な姿勢で次戦に臨む。

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女子の部予選
笠井紗夏(大和)

男子の部 準決勝・湘南
阿部元則(小田原)

阿部 トップ通過男子の部 第3準決勝
笠井がメダリスト女子の部 予選


県アマチュアゴルフ選手権2017は22日、男子準決勝と女子予選が18ホールストロークプレーで行われた。
男子第3準決勝は茅ケ崎市の湘南カントリークラブ(6,859ヤード、パー72)に120選手が出場。トータル76で回った阿部元則(小田原)が1位となった。85ストロークまでの上位25人が、29日に相模原ゴルフクラブ・東コースで開催される決勝大会に進んだ。
女子予選は綾瀬市の小田急藤沢ゴルフクラブ(5853ヤード、パー72)に79選手が参加。トータル78の笠井紗夏(大和)がメダリストに輝いた。102ストロークまでの上位60人が、6月26日にレイクウッドゴルフクラブ・東コースで開催される決勝の出場権を獲得した。
 

開き直って好成績

 ○…男子の部第3準決勝は阿部がトップ通過。ボギー先行の苦しいラウンドも、アイアンとパターで安定感を発揮した。最終18番(522ヤード、パー5)は「(1位の)取材を意識しすぎた」とダブルボギーをたたいたが、逃げ切った。
 不調が続き、練習ラウンドもスコアは90台と低迷したが、友人の「自分は下手だと思えばいい」との助言から開き直ったという。決勝を見据え、「(重圧から)解放された気分。ゴルフを楽しめている。次は攻めていきたい」と目を輝かせた。
 

決勝は崩れずパーで

 ○…女子の部予選で初のメダリストに輝いた専大1年の笠井。見せ場は11番(313ヤード、パー4)だった。「セカンドショットの調子が良かった」との言葉通り、2打目でピン約2メートルに寄せてバーディーを奪うなど、トータル78でまとめた。
 この日は「競技前から緊張した」。3月に取得したばかりの運転免許で、予定の1時間前に車で会場入り。「練習の時にいつもお父さんが送迎してくれて。迷惑を掛けたくなかった」と話す18歳は、「決勝は崩れず、パープレーで回りたい」と運転同様、堅実さを心掛けた。


成績はこちら(女子の部 予選)

成績はこちら(男子の部 準決勝・湘南)

美村 トップ通過男子の部 第2準決勝

県アマチュアゴルフ選手権2017は17日、箱根町の箱根カントリー倶楽部(7074ヤード、パー72)で男子の部第2準決勝を行い、142選手が18ホールストロークプレーで競った。
4バーディー、1ボギーのトータル69で回った17歳の美村凌我(横浜)が1位となり、80ストロークまでの上位25人が29日から相模原ゴルフクラブ・東コースで開催される決勝大会に進んだ。
 

序盤に3バーディー

 ○…トップ通過の美村は、序盤4ホールで三つのバーディーを奪って勢いに乗った。「ずっとパットに悩んでいたが、1番で短い距離のパットが入ったことで自信になった」と振り返った。
 4年前にはジュニア12~14歳の部を制した高校3年生。8日の15~17歳の部で7位に終わっただけに、「ドライバーのフェアウエーキープ率を含めて課題を修正し、一番上を取れれば」と雪辱を期していた。

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原が初優勝男子シニア70歳以上の部
HC競技は一寸木制す同アンダーハンデの部


県アマチュアゴルフ選手権2017は15日、グランドシニア男子(70歳以上)の部を藤沢市の芙蓉カントリー倶楽部(5937ヤード、パー70)で行った。85選手が18ホールストロークプレーで競い、トータル74で回った原継雄(川崎)が初優勝を飾った。
同時開催されたアンダーハンディキャップ競技は一寸木利則(小田原)がネット66・0で制した。


見事なリカバリー


 1オーバーで折り返し、波に乗るかと見えた11番で落とし穴にはまった。バンカーに打ち込むなどまさかの7打。「一度は諦めた」というが、ここからのリカバリーが原にグランドシニアの部初優勝をもたらした。
 15番の4メートルのバーディーパット。傾斜と芝目が相反するグリーンの特徴を読んで沈めると、続く16番もティーショットでピンそば1メートルへ寄せ、連続バーディーを奪った。
 「キャディーさんのアドバイスがぴったりはまった」。終わってみればトータル4オーバー。神奈川アマでは男子の部を制した1994年以来の栄冠となった。
 一昨年の日本グランドシニア選手権で2位に入った実力者。活躍の秘けつは、約40年続けている毎朝のヨガなど日々の健康管理にあるという。
「何度も2位を経験しただけにうれしいし、来年も優勝を狙いたい」と笑みを浮かべた。




グランドシニア優勝 原 継雄(川崎)

 


グランドシニア アンダーハンデの部 一寸木 利則(小田原)


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アンダーハンデの部 成績はこちら

光山 初出場V男子シニア55歳以上の部決勝


県アマチュアゴルフ選手権2017は12日、シニア男子(55歳以上)の部決勝が大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・西コース(6655ヤード、パー72)で行われ、147選手が18ホールストロークプレーで競った。
6バーディー、4ボギーのトータル70で回った光山富夫(横浜)がマッチングスコアカード方式で1位となり、初出場初優勝を果たした。上位3選手が5月29日から相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる男子の部決勝の出場権を得た。
 

我慢を重ね 終盤に猛追


 
 「優勝は気持ち良いね」。シニア初出場で頂点に立った光山は昨年8月、出場資格が得られる55歳になったばかり。上がり3ホール連続でバーディーを奪う圧巻のラウンドに、「今日は自分との戦いに打ち勝った」と喜びをかみしめた。
 前半こそ2バーディー、3ボギーと出入りの激しいゴルフ。だが、「いつか必ず流れが来る」と我慢を重ね、同伴の畠山の好打にも刺激を受けて立て直した。
 16番のバーディーでスコアをイーブンに戻すと、続く17番は下り4メートルのラインを読んだ。力みのなくなった最終18番(381ヤード、パー4)は、残り135ヤードからピン1メートル弱につける会心のセカンドショットも披露した。
 6バーディー、4ボギーのトータル70。同スコアで2人が並んだが、終盤の猛追をマッチングスコアカード方式の優勝に実らせた。表彰式では周囲の選手から「神ってる」と称賛の声も漏れた。
 9月に兵庫・廣野ゴルフ倶楽部で行われる日本マスターズに、神奈川代表として初出場することも決定。「歴史ある廣野で戦えるのは光栄。見たことのない景色を味わいたい」。55歳の“ルーキー”は新たな一歩を踏み出した。
(神奈川新聞社・矢部 真太)



 
※上位3名は5月29日、相模原ゴルフクラブ・東コースにて行われる男子の部決勝出場権が与えられる。

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金子が1位通過男子の部 第1準決勝

県アマチュアゴルフ選手権2017は8日、横浜市旭区の戸塚カントリー倶楽部・西コース(6957ヤード、パー72)で男子の部第1準決勝を行い、144選手が18ホールストロークプレーで競った。
 3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーのトータル74で回った金子憲洋(横浜)がマッチングスコアカード方式で1位となった。82ストロークまでの上位25人が、29日から相模原ゴルフクラブ・東コースで開催される決勝大会に進んだ。
 

「優勝できる」と自信

 ○…今春から片山晋呉らを輩出した名門・日大ゴルフ部に進んだ金子がトップ通過。「自信になるし、うれしい」と声を弾ませた。
 序盤2番のロングホール(534ヤード)で難なくバーディを奪うなど、ティショットやアプローチが安定していた。
 15歳から3年連続で出場したジュニアの部では5、8、10位と頂点には届かなかった。立教池袋高時代からすでに体重が3キロアップした伸び盛りの18歳は、決勝に向けて「優勝できると思う」と自信をのぞかせていた。
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ジュニア男子15~17歳の部

石坂選手

 
ジュニア男子12~14歳の部

仲宗根選手

 
ジュニア女子15~17歳の部

鶴岡選手

 
ジュニア女子12~14歳の部

越田選手

鶴岡 2年ぶりVジュニアの部15~17歳女子
圧巻 石坂初王者ジュニアの部15~17歳男子
V2越田「うれしい」ジュニアの部12~14歳女子
頬を緩める仲宗根ジュニアの部12~14歳男子


県アマチュアゴルフ選手権2017は7日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・西コースでジュニアの部を行い、15~17歳男子(6711ヤード、パー72)、12~14歳男子(同)、15~17歳女子(6199ヤード、パー72)、12~14歳女子(同)の計4部門で計135人が18ホールストロークプレーで競った。
15~17歳男子は2イーグル、4バーディー、1ボギーのトータル65で回った石坂友宏(横須賀)が初優勝。同女子はトータル68で鶴岡果恋(横浜)が2年ぶり2度目の頂点に立った。
12~14歳男子はトータル71で仲宗根寛瑛(横浜)が制し、同女子はトータル70で越田泰羽 (横浜)が連覇を飾った。
各部門の優勝者は男女の部の決勝大会にそれぞれ出場する。
 

父への感謝 結果で表現

 女王の座に返り咲くことが父への恩返しだった。15~17歳女子の部。2年ぶりに制した湘南学院校3年の鶴岡は「感謝の気持ちは言葉では伝えたくなくて。結果で表現しました」と照れくさそうに笑った。
 前半は3バーディー、2ボギーと出入りが激しかった。「冬場に固めたスイングが安定した」のは後半、2バーディーで波に乗って迎えた16番(367ヤード、パー4)。3打目、約14メートルのロングパットで感覚を研ぎ澄ませた。この日六つ目のバーディーを沈め、友人、そしてライバルでもある同組の山口をしのいだ。
 昨夏の日本ジュニア選手権女子15~17歳の部で4位タイ。成長を支えたのは父強さん(46)だ。
 ゴルフコンペに備えて個人レッスンを受ける父に影響され、小学4年生で本格的にクラブを握った。以来のめり込み、学校から帰宅後は毎日のように練習場へ向かった。「ゴルフ初心者」を自認する父も、送迎やゴルフ場でのカートの運転、練習中のスイングのビデオ撮影と、できる範囲で背中を押した。
 ホールアウト後、ポーカーフェイスを少し崩した娘に、強さんは「あの時、優勝を確信した」。高校卒業後はプロの道を目指す。鶴岡は「この優勝をきっかけに最高のシーズンにしたい」。恩返しはこれで終わりじゃない。
(神奈川新聞社・清水 嘉寛)
 

コース熟知 経験生かす

15~17歳男子は石坂が初優勝。トータル7アンダーと圧巻のスコアで追随を許さなかった。
ロングホールの14番(532ヤード)。ティーショットで残り210ヤードとし、2打目をピン奥10メートルへ。イーグルパットを沈めて流れに乗ると、2イーグル4バーディーでトップを渡さなかった。
 安定したショットは経験に裏打ちされていた。決勝の舞台は、関東ゴルフ連盟の強化選手として昨年末から週に1度はラウンドし、特性を熟知している。「頭を使わないと勝てないコース。ここに打てば転がるというのは分かっていた」。17歳は胸を張った。
 よりゴルフに専念できる環境を求め、通信制の日本ウェルネス高で学ぶ。最高学年になり、成長の実感を得ている。
 クラブを海外のトッププロが使用するモデルに変更したのに加え、自宅での筋力トレーニングや走り込みで下半身を強化。飛距離は平均で入学時から20ヤード以上伸びて270~290ヤードをマークするまでになった。緻密さに加え、力強さも増している。
 中学3年で出場した12~14歳の部以来の神奈川の頂点。「自信になる」と笑みを見せながらも、「次は関東アマを勝って日本アマ、日本ジュニアも優勝を狙いたい」。視線はさらに上へ向いている。
(神奈川新聞社・須藤 望夢)
 

V2越田「うれしい」

 ○…12~14歳女子の部は岡津中2年の越田が2連覇を達成。「優勝を狙っていた。やっぱり一番はうれしい」と相好を崩した。
 前半を1オーバーでまとめ、後半は攻めのゴルフがさえた。15番(362ヤード、パー4)の2打目はピンまで約140メートルの距離からピンそば約12メートルまで詰めて、バーディーを奪還。2アンダーで締めくくった。
 一昨年には小学生女子の部でも優勝。各部門で頂点に立つホープは「来年も優勝、狙います」と頼もしかった。
 

頬を緩める仲宗根

○…西柴中3年で、12~14歳男子を制した仲宗根は「1カ月前に大事な試合で予選落ちしてしまったのが悔しくて、この試合に懸けてきた。頑張ってきた成果が優勝となりうれしい」と頬を緩めた。
 努力を実らせたのはパットだ。インスタートの11番(201ヤード、パー3)を皮切りに1.5~2メートルのパーパットを3連続で沈め「プレッシャーがかかる距離のパットを決められたのが大きかった」と手応えを口にした。
 ただ、関東ジュニア、日本ジュニアの頂点を見据える14歳は「もっとショットを思い切りよく打たないといけないし、アプローチも自信をもって打てるようにしたい」と反省も忘れなかった。

・男子15~17歳および12~14歳の部優勝者は5月29日、相模原ゴルフクラブ・東コースでの男子の部決勝大会に進出できる。
・女子15~17歳および12~14歳の部優勝者は。6月26日、レイクウッドゴルフクラブ・東コースでの女子の部決勝大会に進出できる。
・成績上位者は関東ジュニア選手権決勝(7月26日~28日、男子:紫CC・女子:千葉CC)への出場資格が与えられる。(関東地区全予選会場の申し込みすべて完了後、予選通過者数を参加人数で案分する)

成績(ジュニア男子15~17歳の部)

成績(ジュニア男子12~14歳の部)

成績(ジュニア女子15~17歳の部)

成績(ジュニア女子12~14歳の部)

男子の部 第8予選メダリスト

佐藤壱洸(高ゴ連)

男子55歳以上の部 第3予選メダリスト

高垣浩一(横浜)

16歳佐藤壱洸 初栄冠男子の部 第8予選会
メダリストに高垣男子55歳以上の部第3予選会


県アマチュアゴルフ選手権2017は25日、男子の部第8予選とシニア男子の部第3予選がいずれも18ホールストロークプレーで行われた。
男子の部第8予選は横浜市の戸塚カントリー倶楽部(6549ヤード、パー72)で166選手が参加して行われ、トータル75で回った佐藤壱洸(県高等学校ゴルフ連盟)がメダリストとなり、5月29日に相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる決勝の出場権を獲得。91ストロークまでの上位76人(メダリストを除く)が準決勝に進んだ。
シニア男子の部第3予選は厚木市の厚木国際カントリー倶楽部・西コース(6640ヤード、パー72)で130人が参加して行われ、トータル74で回った高垣浩一(横浜)がメダリストに輝いた。86ストロークまでの上位42人が、5月12日にレイクウッドゴルフクラブ・西コースで行われる決勝に進んだ。
 

「今年は結果を残す」

 
 ○…男子の部第8予選は桐光学園高の2年生佐藤壱洸が頂点に立った。ショットとパットの安定感がさえ、2番、13番のロングホールでいずれもバーディー。続く14番(175ヤード、パー3)もティーショットでグリーンに寄せ、カラーからのロングパットを見事に沈めた。
 「練習ラウンドは学校があって行けなかったけど、キャディーさんがいいアドバイスをくれた」と初々しく喜ぶ16歳は「今年は関東アマで予選を通って結果を残していきたい」と意気込んでいた。
 

丁寧さ心掛け頂点に

 
○…シニア男子の部第3予選を制した高垣は「風が強く、相性は良くないコースだっただけにメダリストを取れてうれしい」と初の栄冠に頬を緩めた。
 流れをつかんだのは前半7番(530ヤード、パー5)。難コースにも安定したショットでイーブンパーにまとめ「ここのところ調子が悪かったので丁寧にいこうと心掛けた。同組の方にも恵まれていいリズムで回れた」と声を弾ませ、決勝大会でも上位進出を誓った。

成績(男子の部 第8予選 戸塚CC)

成績(男子55歳以上の部 第3予選 厚木国際・西)

パット安定 北原初V男子65歳以上の部
横田 涙の初栄冠シニア女子
実方、千葉が優勝ミッドシニア女子、グランドシニア女子



県アマチュアゴルフ選手権2017は24日、男女4部門で18ホールストロークプレーの決勝が行われた。ミッドシニア男子(65歳以上)は北原弘(海老名)が初勝利を飾り、女子のシニア(50歳以上)が横田光子(藤沢)、ミッドシニア(60歳以上)が実方久美子(南足柄)、グランドシニア(65歳以上)は千葉妙子(大磯)が制した。
ミッドシニア男子は藤沢市の芙蓉カントリー倶楽部(6036ヤード、パー70)に125人が出場。優勝した北原は3バーディー3ボギーのイーブンパーで回り、5月29日に相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる男子の部決勝の出場権を得た。
上位6選手は同月12日にレイクウッドゴルフクラブ・西コースで行われるシニア男子の部決勝の出場権を獲得した。
女子3部門は横浜市磯子区の磯子カンツリークラブ(5609ヤード、パー72)で行われ、計112選手が出場。シニアの横田はトータル76、ミッドシニアの実方は同80、グランドシニアの千葉は同84で優勝した。
横田とシニア2位の塩谷仁美(横浜)、同3位の窪田和子 (厚木)、ミッドシニア優勝の実方が6月26日にレイクウッドゴルフクラブ・東コースで行われる女子の部決勝の出場権を獲得した。
 

手堅さ貫き笑顔

 
 身上とする手堅いゴルフを最後まで貫いた。ミッドシニア男子(65歳以上)の部はただ一人、イーブンパーで回った北原が初優勝。勝利を引き寄せたのは安定したパットだった。
 2番(327ヤード、パー4)で12メートルのロングパットを見事に沈め、波に乗った。5、8番でもバーディーチャンスをものにし、2アンダーの折り返し。後半は10、11番で連続ボギーをたたいたが、その後はパープレーを続けた。
 「昨日パットを練習したのと、キャディーさんがよく(ラインを)読んでくれたおかげ」と北原。前日は自宅で2時間クラブを握り、入念にイメージを高めてきたという。
 40年越えというゴルフ歴の中で初の栄冠だ。これまで神奈川アマのほか、関東シニア選手権などに出場を重ねてきたが、あと一歩頂点に届かなかった。それだけに「(シニア男子の部決勝の出場権が与えられる)6位までに入ればいいと思っていたけど、優勝はなかったのでうれしい」と笑みを浮かべる。
 「競技ゴルフをやっていると緊張感を味わえるのがいい」と72歳。5月のシニア決勝に向け「優勝は難しいかもしれないが、少しでも上の順位を目指したい」と弾みを付けた様子だった。
(神奈川新聞社・須藤 望夢)



男子65歳以上の部優勝、北原 弘(海老名)

 

強気で臨み接戦を制す

 
 「ああ。本当に、よかった」。順位表の最上段に自分の名前を確認すると、思わず安堵の声が漏れた。シニア女子で初優勝の横田の瞳には、うっすらと涙も浮かんだ。
 競技歴約30年の56歳。2011年の日本スポーツマスターズで優勝した実力の持ち主で、初出場ながら「トップ3を目指して自分にプレッシャーをかけた」と強気の目標設定で臨んでいた。
 この日唯一のバーディーは3番(411ヤード、パー5)。3打目をピン左3メートルにつけ、下りのスライスラインを読み切った。幸先のいい滑り出しにも「コースが難しく、バンカーに入れたりOBを出したりしないように心掛けた」。一打一打を大切にラウンドしてスコアメークし、2位に1打差の接戦を制した。
 昨夏に結婚した夫の転勤で、1月に宮城県から藤沢市へ。引っ越し準備に追われた半年近いブランクを取り戻そうと、横浜市内のゴルフ場でキャディーをしながらトレーニングした。「1日3万歩近く歩くこともあった」。足腰を鍛え直したことでスイングが安定し飛距離の面でも成長を実感する。
 9月に兵庫県で行われるマスターズの神奈川代表にも決定。「今までは平塚(旧姓)。今度は横田として勝ちたい」と、6年ぶり2度目の日本一に照準を定めた。
(神奈川新聞社・矢部 真太)



シニア女子の部優勝、左から、千葉、横田、実方 (写真提供: 神奈川新聞社)
 

災難遭うも初優勝

 
 ○…ミッドシニア女子で2位に3打差をつけて初優勝した実方は「夢にも思っていませんでした」と目を丸くして喜んだ。
 アウトスタートの7番までで6ボギー。しかもラウンド中に私物のハンドバッグを野生のカラスにさらわれる災難に遭ったが、後続のグループが発見したことで事なきを得たという。これで「落ち着くことができた」と、直後の9番でこの日唯一のバーディーを奪った。
 先週の関東グランドシニア選手権ではドライバーが不調だったことから、ティーショット時のボールの位置を体寄りに変更。ベテランらしい修正能力も勝因だった。
 

我慢のゴルフ結実

 
 ○…新設されたグランドシニアの部で初代女王の座を射止めたのは千葉。トータル84の結果には納得のいかない様子だったが、けがからの復帰戦を見事に勝利で飾った。
 5オーバーで折り返し、後半は7ボギー。「どれも力ないショットで悔しかった」と振り返るが、我慢のゴルフを貫いたことが実を結んだ。
 昨年4月に右足首を骨折し、エントリーしていた大会を全てキャンセル。「さみしい思いをした」というシーズンを乗り越えての栄冠に「年とともにいろいろなことがあるけど、楽しくゴルフできることが大事」と再確認していた。


成績(男子65歳以上の部)

成績(女子50歳以上の部)

成績(女子60歳以上の部)

成績(女子65歳以上の部)

畠山がメダリスト男子55歳以上の部第2予選会



県アマチュアゴルフ選手権2017は21日、綾瀬市の小田急藤沢ゴルフクラブ(6178ヤード、パー72)でシニア男子の部第2予選を行い、162選手が18ホールストロークプレーで競った。
5バーディー、4ボギー、2ダブルボギーのトータル75で回った畠山雅雄(横浜)がマッチングスコアカード方式によりメダリストに輝いた。85ストロークまでの上位51人が、5月12日にレイクウッドゴルフクラブ・西コースで開催される決勝の出場権を獲得した。
 

2度目の優勝へ意欲


 
 ○…メダリストの67歳畠山は2010年のシニア王者で決勝シードの常連。今年は予選へ回ったが、「欲をかくことなく、通過だけを考えて気楽にやった結果」と貫禄のラウンドだった。
 出だしの10番(346ヤード、パー4)でピン奥5メートルのフックラインを沈めるなど5バーディー。ドライバーの飛距離が落ちた分を、アプローチショットやパットで補った。「決勝も前半は慎重に攻めて、チャンスが来たら狙いたい」と、2度目の優勝へ虎視眈々(たんたん)だった。

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青木がメダリスト神奈川アマ2017 男子の部第7予選


県アマチュアゴルフ選手権2017は18日、相模原市緑区の長竹カントリークラブ(6579ヤード、パー72)で男子の部第7予選を行い、53選手が18ホールストロークプレーで競った。
トータル81で回った青木恵一(厚木)がメダリストとなり、5月29日から相模原ゴルフクラブで開催される決勝の出場権を獲得した。また91ストロークまでの上位26人(メダリストを除く)が、5月22日に湘南カントリークラブで行われる準決勝に進んだ。
 

事故乗り越え復調

 
 ○…「まさかメダリストになるとは」-。競技歴25年のベテラン青木はショット、パットとも手堅いプレーに徹し、3年ぶりの決勝進出を果たした。
 昨年3月、交通事故に巻き込まれ腰を痛めた。焦りと不安から、無理にクラブを振って予選落ちした昨年の反省を生かした。「いまは痛み止めを飲まず、楽しめる」と復調を実感する65歳。身体のケアを怠ることなく、決勝では2日間を無事に回り切ることを目指す。
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第5予選メダリスト

松本選手

第6予選メダリスト

浜田選手

松本、浜田 メダリスト神奈川アマ2017 男子の部第5、第6予選


県アマチュアゴルフ選手権2017は17日、男子の部第5、6予選が18ホールストロークプレーで行われた。
第5予選は相模原市南区の相模原ゴルフクラブ・西コース(6561ヤード、パー72)に131選手が参加。トータル78で回った松本正之(川崎)がメダリストに輝いた。
第6予選は茅ヶ崎市の湘南カントリークラブ・昭和グリーン(6362ヤード、パー72)に132選手が参加し、トータル73で回った浜田勝(横浜)がメダリストとなった。両メダリストは5月29日に相模原ゴルフクラブ・東コースで開催される決勝の出場権を獲得した。
また、第5予選では91ストロークまでの上位63選手(メダリストを除く)、第6予選では88ストロークまでの上位61選手(同)が準決勝へ駒を進めた。

けがに耐え接戦制す


 ○…2009年の準決勝でトップ通過経験がある松本が接戦を制した。17番(パー4)ではグリーンエッジ約10メートルをチップインでバーディーを奪い、勝負強さを見せた。
 前日に調整を兼ねて27ホールを回り、古傷の左足首を痛め、サポーターを2重に巻いて挑んだ53歳は「大事にいって、力が入らなかったのがよかったのかな」と出入りの激しいゴルフを耐えた。

45歳、肉体改造実る


 ○…6年ぶり2度目のメダリストに輝いた浜田は「素直にうれしい。昨夏、ぎっくり腰になり大会まで本当に長かった」と安堵(あんど)の声を漏らした。
 「体は資本」と痛感したという45歳は仕事の合間にジムに通って体を鍛え直し、飛距離も20ヤードは伸びたという。
 昨年も予選を通過したが仕事と準決勝が重なり辞退。今年は休暇を取ったといい、「まずは自分のペースで楽しみ、15位以内を狙いたい」と意気込んだ。

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徐がメダリスト神奈川アマ2017 男子の部第4予選会

県アマチュアゴルフ選手権2017は13日、箱根町の富士屋ホテル仙石ゴルフコース(6573ヤード、パー72)で男子の部第4予選を行い、75選手が18ホールストロークプレーで競った。
トータル76で回った徐裕貴(横浜)がメダリストに輝き、5月29日に相模原ゴルフクラブ・東コースで開催される決勝の出場権を獲得した。90ストロークまでの上位35人(メダリストを除く)が、5月17日に箱根カントリークラブで開催される準決勝の出場権を獲得した。

ミス修正し初の栄冠


 ○…初のメダリストに輝いた徐は「予選を通過できるのか不安だったのでうれしい」と声を弾ませた。
 終盤の16番で痛恨のダブルボギーをたたいたが、続く17番で挽回。2打目をピンから1.5メートルにつけると、フックラインを読んでバーディーとした。「直前のミスで気が引き締まった」と笑みをこぼした。
 およそ20年ぶりの出場という42歳は決勝に向け「自分の実力を出し、何とかうまい人たちについていけるよう頑張りたい」と意気込んだ。


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光山、山ノ上がメダリスト神奈川アマ2017 男子55歳以上の部第1予選会

県アマチュアゴルフ選手権2017「シニア男子の部第1予選」が11日、愛甲郡清川村の清川カントリークラブ(6201ヤード、パー72)で132選手が参加して行われた。悪天候で競技続行が不可能と判断されたため、9ホールで競技成立となった。
 40ストロークで回った光山富夫(横浜)=写真上=と山ノ上利充(鎌倉)がマッチングスコアカード方式によりアウト、インそれぞれのメダリストとなり、アウトスタートが45ストロークまで、インスタートが47ストロークまでの各上位21人が、5月12日にレイクウッドゴルフクラブ・西コースで開催される決勝の出場権を獲得した。

雨天も我慢のプレー


 ○…我慢のゴルフで悪天候を乗り越えた。8月に55歳の誕生日を控え、シニアデビュー戦となった光山は「最終組のスタートで雨と風も強くなっていった。予選通過を目指し、慎重に攻め、守っていった結果」と喜んだ。
 一方、この日のコースの会員という山ノ上も大崩れしなかった。「悪天候でも素晴らしいグリーンが用意され、やる気が湧き上がった。ものすごい雨で大変だったので一層うれしい」と笑った。


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安木がメダリスト神奈川アマ2017 男子の部第3予選会

県アマチュアゴルフ選手権2017は10日、厚木市飯山の本厚木カンツリークラブ(6821ヤード、パー72)で男子の部第3予選を行い、116選手が18ホールストロークプレーで競った。
 トータル77で回った安木隆介(川崎)がメダリストとなり、5月29日から相模原ゴルフクラブで開催される決勝の出場権を獲得した。また91ストロークまでの上位55人(メダリストを除く)が準決勝に進んだ。

後半、積極的に攻める

 
 ○…2008年以来のメダリストに輝いた安木は「結果には満足しているけど、スコア、内容には満足していない」と浮かない表情だった。
 インスタートは4ボギー、1ダブルボギーとスコアを落としたが、後半は積極的に攻めて4バーディーを奪い、1打差の勝利につなげた。力を示した安木は「パープレーで回りたい」と決勝での目標を語った。


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竹内がメダリスト神奈川アマ2017 男子の部第2予選会


県アマチュアゴルフ選手権2017は7日、中井町のレインボーカントリー倶楽部(6617ヤード、パー72)で男子の部第2予選を行い、47選手が18ホールストロークプレーで競った。
トータル72で2選手が並んだが、マッチングスコアカード方式により竹内秀(平塚)がメダリストに輝き、5月29日から相模原ゴルフクラブで開かれる決勝の出場権を獲得した。また85ストロークまでの上位21人(メダリストを除く)が準決勝に進んだ。

流れを変えた一打


 ○…メダリストの19歳竹内は12番(483ヤード、パー5)でピン左約4メートルのバーディーパットを沈め、勢いに乗った。「前のホール(11番)でボギーを打ったばかりだったが、流れを変えられた」と喜ぶ。
 長野県出身で神奈川大ゴルフ部に所属する新2年生。祖父和男さんの勧めで小学4年生からクラブを握り、一緒にラウンドして腕を磨いた。神奈川アマ初挑戦での快挙に「率直にうれしい結果。決勝で10位以内に入れれば」。5月のリーグ戦に出場できる部内のレギュラー争いに加えて、大きな目標ができた。
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森 大輔がメダリスト神奈川アマ2017 男子の部第1予選会


県アマチュアゴルフ選手権2017が開幕、男子の部第一予選が4日、横浜市旭区の戸塚カントリー倶楽部・西コース(6549ヤード、パー72)で行われ、164選手が18ホールストロークプレーで競った。
 トータル74で回った森大輔(伊勢原)がメダリストとなり、5月29日から相模原ゴルフクラブで開催される決勝の出場権を獲得した。また90ストロークまでの上位75人(メダリストを除く)が準決勝に進んだ。

傾き微調整し好成績


○…挑戦4度目で初のメダリストに輝いた森は、「予選を通ることしか考えていなかったので、ここまでスコアが出るとは思わなかった」。ショットの不調を抱えて臨んだといい、驚きを隠さなかった。
 序盤から第1打が左右に乱れたが、グリーン周りの小技で何とか補った。「16番辺りで、ひらめいた」という軸の傾きを微調整して立て直し、トータル2オーバーの好成績につなげた。過去最高成績は昨年の準決勝進出という42歳は初の決勝シードに「まずは今の調子を元に戻して臨みたい」と話した。
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中田・中村組初V神奈川アマ2017 ダブルス決勝


 県アマチュアゴルフ選手権2017は6日、2人1組のチームで争うダブルスの部決勝が大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・西コース(男子6702ヤード、女子5722ヤード、パー72)で行われた。初開催の昨年に続く2度目の大会には66チーム131人が参加。18ホール・フォアボール(ベストボール)ストロークプレーで競い、3アンダーの69で回った中田昌宏(厚木)中村勝郁(平塚)組が初優勝した。
 中田・中村組、松田永浩・松田永基(ともに海老名)組、海老澤唯・金子雅之(ともに横浜)組の上位3組と、男女ペア最上位の嶌田香雅美・嶌田真一(ともに松田)組、女子ペア最上位の瀬戸弥生(南足柄)・瀬戸千咲(茅ヶ崎)組の10選手がそれぞれ、男子の部決勝(5月29日から2日間)、女子の部決勝(6月26日から2日間)の出場権を獲得。また4、5位に入った2組の男子4選手は準決勝の出場権を得た。




年の差コンビ 後半圧巻


 初挑戦のダブルスの部で2代目王者に輝いた中田は「びっくり。優勝できるとは思わなかったのでうれしい」と充実した表情を見せた。前半最後の9番(372ヤード、パー4)で2人ともバーディーを奪い、パープレーで折り返すと圧巻は後半だった。
 パー3の11番。グリーンの左右にバンカーが待ち受ける難所で35歳の中田が見せる。ティーショットでピンから4メートルにつけると、フックラインを読んで後半最初のバーディーをもぎ取った。「最高のバーディーだった」と相棒をたたえる中村も勢いに乗り、13、14番で連続バーディー。49歳はこの日5つのバーディーでチームを引っ張った。」
 月に1度、一緒にコースを回るという2人はともに平塚富士見カントリークラブのメンバー。昨年の男子の部決勝で14位に入り、ことしは決勝の切符を既に手にしていたベテラン中村に、中田が今大会への出場を頼み込んだという。
 中田は「中村さんがいる安心感で、普段以上の力が出せた」と感謝。中村は「彼(中田)が(男子の部の)決勝に行くためにも、何とか頑張ってプレーした。とてもうれしい」と満面の笑みだ。
 二人三脚の奮闘で栄冠を手にした年の差14歳のコンビ。「来年も2人で連覇を目指したい」と口をそろえて言った。
(神奈川新聞社 倉住 亮多)



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舩橋裕路・海組、松原・石塚組がメダリスト神奈川アマ ダブルス第2予選


県アマチュアゴルフ選手権2017は20日、2人一組のチームで争うダブルスの部第2予選が厚木市の本厚木カンツリークラブ(男子6821ヤード、女子5792ヤード)で行われ、56チーム112人がフォアボール(ベストボール)ストロークプレーで競ったが、朝からの風が次第に強まり、午後には「続行が危険」と判断されたため途中中止、前半9ホールで競技成立となった。アウトスタートは35ストロークで回った舩橋裕路・舩橋海(逗子)組がマッチングスコアカード方式によりメダリスト、40ストロークまでの上位20チームと、女子ペア最上位の瀬戸弥生(南足柄)・千咲(茅ヶ崎)組が予選通過、インスタートのメダリストは35ストロークの松原伸夫・石塚勝久(ともに横浜)組が獲得し、42ストローク上位18チーム(マッチングスコアカード方式による)が通過した。決勝は3月6日、レイクウッドゴルフクラブ・西コースで行われる。

あうんの呼吸で頂点


 ○…舩橋裕路、海の親子ペアが初のメダリストに輝き、父の裕路「予選通過が目標だったのでびっくり」と喜び、2、9番でバーディーを奪った21歳の海は「最後までいい流れだった。できすぎです」と声を弾ませた。2人で挑む初の決勝へ、父は「気負わずこつこつやれれば」と自然体を強調した。
 もう1組のメダリストの 松原、石塚組は関東六浦高野球部時代の先輩後輩。1学年後輩の松原は「気心の知れた先輩とできて、とてもやりやすかった」と4バーディー。昨年は決勝で下位に沈んだだけに、51歳の松原は「この勢いで決勝は上位を目指したい」と意気込んだ。

アウトスタート 舩橋裕路・舩橋海(逗子)組

インスタート 松原伸夫・石塚勝久(ともに横浜)組


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髙梨がメダリスト神奈川アマ 男子プレミアム第2予選


 県アマチュアゴルフ選手権2017「男子の部プレミアム第2予選」が17日、横浜市旭区の戸塚カントリー倶楽部・西コース(6549ヤード、パー72)で行われ、87選手が参加、18ホールストロークプレーで競った。
 トータル82で回った髙梨孝司(相模原)がメダリストとなり、5月29日から相模原ゴルフクラブで開催される決勝の出場権を獲得した。また91ストロークまでの上位29人(メダリストを除く)が準決勝に進んだ。

春一番のおかげ


 ○…トップで決勝切符を手にしたのは高梨。朝からの強風にライバルたちが苦しむ中、10オーバーでしのぎ、「まさかトップ通過できるとは思わなかった。これも春一番のおかげかな」と笑った。
 「風とグリーンに対応できなかった」とインスタートの前半は8オーバーと乱れたが、後半に立て直した。2番ではドライバーとアプローチがさえ、この日唯一のバーディー。同組に棄権者が出たことで、テンポよくコースを回れたことも勝因だったという。
 決勝の舞台は相模原ゴルフクラブ。初の大一番に向けて55歳は「自分の所属する相模原なので、一生懸命頑張ります」と意気込んでいた。


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大木・金岡組メダリスト神奈川アマ ダブルス第1予選


 県アマチュアゴルフ選手権2017は13日、2人一組のチームで争うダブルスの部の第1予選が厚木市の本厚木カンツリークラブ(男子6821ヤード、女子5792ヤード)で行われた。43チーム86人が18ホール・フォアボール(ベストボール)ストロークプレーで競い大木勝博・金岡秀行(ともに秦野)組が3アンダーの69で回り、マッチングスコアカード方式によりメダリストとなった。83ストロークまでの上位30位が3月6日にレイクウッドゴルフクラブ・西コースで行われる決勝の出場権を獲得した。

アプローチが勝因


○…大木、金岡組がダブルスの部の第1予選を制した。大木は「全体的にアプローチが寄り、チップインにも助けられた」と勝因を挙げる。前半2番(333ヤード、パー4)の第2打でピンそば30センチにつけると、難なくバーディー。これで勢いに乗った2人は計5バーディー(2ボギー)を積み重ねた。
 昨年は決勝で3位に入った実力コンビ。大木が「予選が良すぎたから少し心配だけど気負わず臨みたい」と言えば、金岡も「きょうは助けられた。決勝では少しでも役に立てるよう、謙虚に戦いたい」と誓った。


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森がメダリスト神奈川アマ 男子プレミアム第1予選


 4月に開幕する県アマチュアゴルフ選手権2017「男子の部プレミアム第1予選」が1日、横浜市旭区の戸塚カントリー倶楽部・西コース(6549ヤード、パー72)で行われ、9月までの大会がスタート、この日は104選手が参加、18ホールストロークプレーで競った。
 2バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの78で回った森健太郎(横浜)がメダリストとなり、5月29日から相模原ゴルフクラブで開催される決勝の出場権を獲得した。また87ストロークまでの上位33人(メダリストを除く)が準決勝に進んだ。
 プレミアム予選を通過できなかった場合でも4月に始まる男子の部予選にエントリーすることができ、予選通過に2度のチャンスを設けている。プレミアム第2予選は2月17日、同じく戸塚カントリー倶楽部・西コースで行われる。

最後まで踏ん張る


 ○…我慢のゴルフを続けた森が初のメダリストに輝いた。「優勝できるとは全く想像していなかった。何でかなという感じ」と苦笑した。
 インスタートの10番(375ヤード、パー4)でいきなりダブルボギーをたたいたが、「予選通過が目標と開き直れた」という。16番(589ヤード、パー5)では10メートル近いパットを沈めるなど最後まで踏ん張りが効いた。
 12日に50歳の誕生日を迎える森は「一足早いプレゼントになりました」と笑顔。2013年以来となる決勝については「前回は散々な結果に終わった。しっかり準備をしたい」と引き締めた。



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